「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ

これから医療情報ブログを書きたい方へ

 こんばんは。みやQです。

 まっとうな医療情報を提供したいと思う方へ、無理せず提供できる方法をお伝えるのが今回の記事の目的です。

 無理せず継続できる事が肝心です。

 

 対象を定める

 読者層の想定は「一般の人」を含めています。なるべく喋り言葉に近い言葉で書くようにしています。

 

 記事の信頼性を重視することから

 記事の信頼性を重視しましょう。きっちり調べ上げた記事なら、長きに渡って読まれます。

 引用した文献、一次資料を明示しましょう。当ブログが使っている「はてな」は引用や埋め込みの機能が充実しています。

 

 記事の更新頻度はあまり気にしない

 定期更新にしないと見てくれないとお思いかもしれません。だいたい1ヶ月に1回程度でいいと思います。よく調べたものは長いこと読めます。記事の寿命が長いです。

 といっても、記事の更新が半年に一回レベルになると読んでくれなくなります。当ブログのように「調べたこと」と「感じたこと」「解説」を掲載して更新回数を増やす方法もあります。調べる記事ばかりになると、引用文献を読むだけでしんどくなります。その場合は、自分が参加した勉強会の報告でもいいです。市販薬の解説でもいいです。

 予約投稿機能を使うと、定期的に記事を更新しているように見えます。最初に集中して記事を書いて、燃え尽きないようにするための手段にもなります。

 

 記事を書く以外の負担を軽減するなら

インターネットサービスが提供しているブログのプラットフォームを使うのが簡単です。ワードプレスなどを使うのは慣れてからでもいいと考えます。

 

 以上、簡単にまとめました。

 

 

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NHKニュースウオッチ9のがん治療特集について

 「明らかに正しくないものと、効果があるといろいろな場所で証明されているものを同列に扱うべきではない」

 

 今回は、NHKに対してはこれに尽きます。どうしても持っている知識と技術の上で医師と患者は不均衡なのは仕方ないです。だからといって、メディア(特にNHK)にとってのお客さんである患者さんにの肩を100%もつ報道のあり方はいかがなものかと思います。最終的に患者さんが望むのは、今よりいい状態になることであり、その場その場の感情のまま動いて納得することではありません。そして、それがかなわないとされたところで、仲違いとか混乱などが起こって患者さんが死んでも死にきれない状況にならないようにするように持っていく手助けをメディアはするべきではないでしょうか。

 

 ただ、インチキ代替療法に走る人の感情がわかったのは良かったです。

 「納得行かない。納得して行った医療を受けて死ぬのならそれを受け入れる」

患者さんの言葉です。

 生前、夫に代替療法を受けさせて、夫をがんで亡くした妻は言います。

「夫はその治療に乗り気ではなかったが、私がやりたいと願った。今思えば、夫は自分のことを思いやって治療を受けたのだ。治療している時に夫と向き合えていなかった。」

 

 納得したい。

 

 

 その場の感情に沿って、生きたい。

 自分のしたいことをしたい。

 自分を受け入れてほしい。

 根本にあるのはそんな本能なのでしょうね。

 

 最後のキャスターの言葉には怒りを覚えました。

「医療を施す側は、患者さんの気持ちに寄り添ってほしい」

 

 その「気持ちに寄り添う」は「患者さんの言うことに従う」という意味に捉えられたんです。希望を与える言葉をかけてほしいというのなら、納得するまで話し合いたいというのなら、それができる環境(場所、時間、人員、お金、時間・心身の余裕)を与えてほしいと思うのです。

 インチキ代替療法の場合、患者さんが次々に来る状況ではありません。予約制だったりして、時間的に余裕があり、自由診療でお金もある状況で、責任を取ろうという意志があまりないから甘い言葉を話すことができる。

 そういうことを頭において、医療を受けてほしいです。

 

 標準治療に血が通っていないわけではないです。患者さんの状況によってどのように治療をアレンジしていくかについてもやり方が確立され、進化を続けています。

 カウンセリングの部分に費用と時間を割けるようになれば、がん治療に限らず、信頼性の低い自由診療を受けて悪化する患者さんはだいぶ減るのではないでしょうか。

 

 

 

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立てよ、薬剤師プロジェクトは続く

10/6(金曜日)21:00に同時にアップしたブロガーの皆さんの記事です。

ph-lelouch.com

www.fizz-di.jp

blog.kumagaip.jp

blog.hidexp.net

drugstore.hatenablog.com

xn--y8j8gp40ggidz8shppfgfrm3b7bq.com

manabunoda.cocolog-nifty.com

yakuzaishi.xn--tckwe

www.yossy-ph.com

keisyuke-blogyakkyoku.xyz

ph-minimal.hatenablog.com

phmumu.blog79.fc2.com

このプロジェクトについて掲載した記事

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」
薬剤師が正しい情報を発信し続ける重要性

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201710/553176.html

さらに続いて立ち上がった皆さん

zuratomo4.hatenablog.com

pharmacist753.hatenablog.com

cotsubu.info

blog.hidexp.net

wruskniph.blog.fc2.com

 

随時追加予定なので、薬剤師の情報発信の必要性について書いた記事があればお知らせください。


 

 

 

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インターネットで医療情報を検索するとえらいことになった

 今回は、インターネット上の医療情報を検索するのはいかに難しいかについて記事を書きます。

 最近、Googleで医療情報を検索するとまっとうな情報にアクセスしやすくなりました。やはり、昨年のWELQ問題(真偽が定まっていない医療方法を掲載したとして、サービス自体を止める羽目になった)でGoogleも「まっとうな情報を載せないと会社の信用に関わる」と思ったのでしょう。

 

「花粉症」で検索しました。

f:id:miyaq:20171001080013p:plain

 

  花粉症の薬を発売しているメーカーのサイトが上位に来ています。

公共機関よりは信頼度は落ちるとはいえ、全くの嘘は掲載していません。

 疾患名単独で検索すると、個人のブログなどは上位に上がりにくくなりました。去年までは当ブログも「ノルレボ錠0.75mg」で検索すると

 

miyaq.hatenablog.com

 が1ページ目に来ていたのですが、今は公共機関のものが上位に来るようになっています。

 

 ただ、「疾患名+食事」など、単語を複合するとまだまだと言った印象です。

 前回の記事にも登場したのですが、今回のテーマにも合致するので、もう一度登場いただく論文があります。

 肺がんについてインターネット検索したところ、日本とアメリカでは大きな差があった。アメリカでは標準治療を勧めるサイトが80%以上(代替医療は10%未満)に対し。日本では標準治療を勧めるサイトが50%未満だったという論文が2009年に発表されています。

www.ncbi.nlm.nih.gov

全文もフリーなので是非お読みください。

 これだけまっとうではない情報が溢れています。

 「インターネットに医療情報を掲載してはいけない」という規制はできません。医療情報が医療従事者だけのものに限定する、という発想は楽かもしれませんが、そうはならないです。ならば、専門家が正しい情報を発信するのが良いと考えます。 

 

 

 

1.医療情報を検索する人へ

検索する際に、この方法を試すとまっとうなサイトが見られる方法

「検索する単語 ”go.jp" "ac.jp"

ポイントは「 ” 」を使うことです。

すると、こんなことに。

f:id:miyaq:20171001084259p:plain

 葉酸の記事の時に参考にしたサイトがたくさん出てきました。

 ページのタイトルのすぐ下にある「アドレス」をみて「go.jp」「ac.jp」のものからページを読んでいく方法も簡単です。

 

 広告は避けるのも簡単な方法です。

f:id:miyaq:20171001081951p:plain

「葉酸」で検索すると、このように「広告」と明記したサイトが上位に出てきます。

このページを飛ばし、官公庁や公共機関のサイトを見るとまっとうな情報が入りやすくなります。

 

こちらに、インターネットで医療情報を検索する時のコツ(一般の方向け)が掲載されています。ご参照ください。

www.asahi.com

 

 面倒なのでネットで検索をしない、となった場合は、医療機関や薬局に相談ください。できないことをプロにお願いするのは悪いことではありません。

 

 

2.医療情報を提供する人へ

 1.で検索するのが面倒になった人、検索したが何がなんだかわからなくなった人がやってきます。その場合に嘘を教えない方法を、それ以外の手段でも嘘を発信しない方法を身につけましょう。

 必要とされる能力は

「関連した用語を用いた検索能力」

「嘘を嘘と見抜ける能力を」

「自信がない場合は、ちゃんとしたサイトもしくは専門家を提供できるようになる」

でしょうか。

 専門家とされる人が書いた記事でも、

過去の知識で書いた物や

巧妙に本当と嘘を混ぜているものもあります。

前者は悪気はなかったのだと思います。後者は明らかに悪意があります。

前者は生涯学習の大切さを学べば更生できます。学びましょう。

いずれにせよ、その職業に対する信頼を落としています。

 

 ブログに書く場合は、自身が書いた記事に参考文献を記載することを強くおすすめします。それどころか必須です。どの記事を読んだかについて記載があれば、更に学習ができますし、間違ったことを書いちゃいけないな、と慎重になると思います。

  

 検索する時は、関連する単語の選択が重要になってきますので、専門知識が必要です。どの単語を組み合わせれば自身の意図する情報を検索できるか、学習することもおすすめします。専門用語同士の組み合わせだと、精度の高い検索ができると考えられます。

 

 同じ医療に関わる人であっても、分野が違うと門外漢になります。自分の仕事がどんな仕事なのか把握した上で、患者さんに相談された内容が他の職種に聞いたほうが詳しいもの、自分がやってはいけない判断(診断になってしまうもの)だと思ったら安心して紹介できる関係先を構築することもおすすめします。

 

 そこで。当ブログを読んでいる薬剤師の皆様!

同じ薬剤師が書いているブログの中でこれは信頼できると思った記事を拡散していただけると助かります。

 検索の上位に公共機関→医療機関公式サイト→医療従事者によるブログ記事の順で最初の数ページを埋めてみましょう。さすれば、非常によく検索する人以外はその情報だけ見ればいい状態になります。(非常によく検索する人は、医療従事者を含めた他人にも相談しそうです)

方法は、Twitterによる拡散、FBによる拡散→ご自身のフォロワーに対する啓発

はてなブックマークによる拡散→これだと設定次第ではSNSに同時に拡散できます。

 触発されて学んだことを記事にされる方も歓迎です。

 

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がん治療に対するここ最近のテレビ番組について(2)

がん治療に対するここ最近のテレビ番組について 後半です。

 

3.毎日放送 映像’17「がんとネット」

深夜なので録画しました。

 非常に淡々とした作りで、画面に集中できました。正確に物を伝えたいならば、一つの画面で伝える情報量を最小限にすると効果的。

 腫瘍内科医の勝俣先生の取り組みを紹介するのが主な話です。それに、正確な情報を伝えることの難しさについても紹介しています。

 ある患者さんは、がんが見つかってから自費の治療を行って数百万円を使ったところで、勝俣先生のところを訪れます。先生から伝えられた受容の言葉で、初めて医療を信じることが出来たと患者さんは言います。それからは、勝俣先生を信じて治療を継続しています。

 自由診療のクリニックでは、患者さんの自己責任とする、クリニックを責めないようにする数々の仕掛けがあったと聞きます。甘い言葉をかけつつ、書面ではそういうことは書いていない。悪化してもクリニックを訴えないように署名させられたと患者さんは言います。

 過去にかかった医師は、良い治療を受けたくて他の治療もあわせて受けたいというと冷たくあしらったと患者さんは言います。それは、医師から見れば当たり前のことを言っただけなのかもしれません。患者さんには冷たく受け止められたのでしょう。医師は、どうしても正確に物事を伝えようとするあまり、感情が乗りにくい説明になってしまうのでしょう。感情に載せた言葉で話しても、嘘であれば意味が無いのも事実です。

 

勝俣先生は言います。「エビデンスが大事。」

  

「エビデンス侍」と呼ばれたことがあるほどです。

 

 がんのインチキ医療はなぜ減らないか?

 美容整形はすぐに結果がわかる。だからリスクが大きい。

 しかし、がん治療の結果は患者からはわかりにくい。しかも、失敗とわかった時には患者さんは亡くなっている。訴えられるリスクが低い(家族も疲弊している。お金もない)

 

 勝俣先生の取り組みは多岐にわたります。SNSによる情報発信、患者さんに対するよろず相談、果ては患者さん同士の交流会(自らギターを演奏)

  

 

 医療法が改正され、医療機関でのネット上での広告における誇大表現が禁止されることになりました。「絶対効く」といった広告はできなくなります。

 医療法改正を前に、そのような広告をしている医療機関については、誰でも厚労省に報告することができるようになりました。

 

iryoukoukoku-patroll.com

こちらのページのフォームから報告できます。

国立がん研究センター がん情報サービス  

HOME:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

こちらのサイトは、科学的に根拠をもった文献を、誰にでもわかるような表現で書くために細心のチェックをしています。サイトの原稿を見る限り、細かいチェックは行われていました。このサイトの編集作業に携わるスタッフは5名しかいません。記事の更新にかかる時間は最短でも半年、長くて3年かかるとのことです。まっとうな情報を伝えるのにかかる手間はこんなにかかるのです。

 誰もが同じ解釈をすることができる表現

 内容が正確

多くの人が見るサイトなので、どんな状況の人にとっても同じ解釈ができるようにすると、どうしても平坦な表現になります。

 

国立がん研究センター 中央病院 呼吸器内科  後藤 悌医師によると、日本とアメリカのがんについてのインターネット掲載情報では大きな違いがあるそうです。

 肺がんに関して、アメリカでは標準治療のサイトが8割掲載されているのに対し、日本では5割以下しか掲載されていません。日本の場合は2割が、科学的根拠のない自由診療のサイトだったそうです。

www.ncbi.nlm.nih.gov

こちらがその論文です。PMID: 19550244

全文見られます。

 

メドレーの紹介

medley.life

医師たちが集まって、医療に関する記事を書いています。インターネット版「家庭の医学」を目指しています。

 

 

 

 

 

 

感想)

 ネットの情報は怪しいと言うならば、テレビこそまっとうな情報を楽しく伝えて信頼性があることを主張すればいいのに。そのチャンスを自ら潰した場面のある番組作りが見られました。やはり、まっとうなことをまっとうに報道するのは視聴率が取れないのでしょう。ゴールデンタイムと呼ばれる時間では難しいのでしょう。視聴率をあまり気にせず放送できる深夜になってしまうのでしょう。

 

 患者と医療者の認識の差は大きいものだと感じました。
 患者「とにかく治したい、何が効いたかはどうであれ治ればそれでいい」

  医師「安全に、確実にいい状態に持っていきたい。(治せないものであっても、人生の質を高めたい)何故効果があったかわかれば、もっと他の患者も助けられる。」

 患者は自分の今の状態に集中してしまっています。

まあ、だいたい人間は喉元過ぎたら忘れてしまっています。今の感情をその場に放り捨てながら生きています。今の感情を解決させることの繰り返しなんです。

 

 それを、落ち着いて将来のことまで考えてもらうように持っていくのが医療者の役目です。そうです、生きるための医療。

 

 お金をかけて治したはいいが、職や貯金がなくなったり挙句借金したのではその後の人生の質は低くなってしまう。→生き残った場合にもお金は要る!そして無念にも亡くなった場合も残された家族はお金が要る。シビアなんだけどこれが現実。

 

 自分が治ればいいと思っているが、効果が何故あったのかわかれば、他の人にも応用できる。その「他の人」の中には自分の家族、友人、そして将来の自分自身も含まれる。

 

 気持ちに寄り添うことも大事だが、効果があることが信頼の基礎となる。そのためには知識が必要。少なくとも、医療者は嘘は言ってはいけません。そして、患者さんは医療者が「わからないから調べる」と言ってもがっかりしないでください。嘘を言うまいとしています。

 

 がんの根拠のない治療に走った人は「そういうのに走って、命が縮まったもしれないが、そこのクリニックの人は皆優しかった。暖かかった。後悔はしていない」とおっしゃるネット記事を見た。個々人の患者にとっては「その場の気持ちを否定しないでほしい。受容してほしい」という気持ちが先なのでしょう。

  しかし、そうは行かないのが医療の残酷なところ。いや、残酷じゃないんですよ。一見残酷なように見えても、長い目で見て好きな様に生きるためにはここは我慢しなきゃいけない場面ってあるんですよ。ガンの治療はそういう場面が目立つのです。ここで治療を始めないと効果が出ないことがしばしばおこる疾患なのですよ。

  医療者にできるのは「少なくとも、その場の感情を否定せずに、事実とより良くする提案を伝える」ことぐらいしかないのかもしれないと思っています。

 そのためには、情報媒体の使い分けが必要です。

 ネットやテレビ:広く広報する。誰が見てるか把握できないので、誰にでも分かる表現で記す必要あり。

 直接医療従事者が相談を受ける型式:相談者に合わせることができるが、直接感情をぶつけられるので心身の負担が大きい。長い時間をかける必要が有るため、効率的ではない。診療などの業務にかける時間が削られる。

 多くの医療者が、患者さんとの面談に充てられるようになれば、インチキ医療に走る人も減るのではないかと考えますが、限界はあると思います。一時的に不安になって揺らいでいる方の場合は、その気持ちに配慮した言葉掛けして支援すればどっぷりはまらないで済む可能性があるけれども、しょっぱなから拒否していたら難しいでしょう。

 

がんのことで気になる方は3.の番組でも紹介されたこちらのサイトをご覧になってください!

(むしろここだけでいいです)

 

国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向け

http://ganjoho.jp/public/index.html

がんのことで直接相談できる窓口も紹介しています。

直接話しをしたい場合はこちらのサイトで調べて窓口にご連絡ください。

 

こちらに掲載されていない病院でも行われている場合があるので、大きな病院にある医療相談の窓口で相談する方法もありです。

例)大阪にある北野病院の場合

がん相談支援センター|北野病院

 東京にある三井記念病院の場合

www.mitsuihosp.or.jp

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がん治療に対するここ最近のテレビ番組について(1)

 今回は、がん治療に関する番組を見た印象について2つの記事に分けてお伝えします。

 

1.「ミヤネ屋」(9/22)

 放送している事実については踏み込んだ内容です。

現在行われているがん治療

標準治療とは何か

自由診療とは何が違うの?

怪しいがん治療を行っている自由診療のクリニックの見分け方と対処法

 専門の医師の方を中継でお呼びして解説する形式を取っています。

 問題はスタジオの出演者と番組の流れでした。

 2時台後半からコーナーが始まり、ニュースを挟んでお伝えするというもの。番組が肝いりで放送したいけれどいかんせん内容が硬いので、途中のニュースで頭を休ませる形を取ったのでしょう。視聴者にとってはブレイクできるので安心なのですが、医師の方にとっては忙しい時間の合間の出演なのに待たされるのはいい気分ではなかったと推測します。それでもいいから、正しいことをお知らせしたい、患者さんの命を守りたいという使命感があったのではないでしょうか。

 先生の解説はよかったです。わかりやすく、それでいて折れないところでは折れないものでした。

 重粒子線治療に関しては、保険で行われている放射線治療で対応できるとバッサリ。

 「標準治療こそ、科学的根拠をもって効果があると認められた治療方法である」

 「(自由診療は)効果を認められたいのであれば、臨床研究をするべき」

医療に、そして患者さんに誠実でありたいと嘘を言わず、本当のことをはっきりという姿勢は崩さないどころかだんだん強くなっていっていました。

 それに対し、スタジオのコメンテーターの方は、「でも、後悔したくないし、試してみたいじゃないですか」とか「とにかく治せそうなら治したい」と素直な感情をぶつけていました。医師が説明しても、「でも、でも」と聞く姿勢が終始見られなかったのが残念でした。

 

 さらに、途中でとある議員の地元説明会の中継をはさみ、先生の時間を奪ってしまっていることでした。その説明会は後でも放送できるのではないでしょうか。(本題と外れますが、「法律的に悪いことをしていないのだから、謝らなくていい。子育て政策でもいいことをしているのだから、国政の中心にいてほしい」と話す方がいるなど、終始議員をかばうモードでした。だった他余計に放送しないで、国民の忘却の彼方に持っていけばいいのに)

 

 ただし、宮根さんの発言でよかったのが、がん治療の自由診療を行っているクリニックに取材したものの取材拒否されたことを受けて「正しいんだったらテレビに出て答えたらいいんじゃないでしょうか」というものです。

 

2.NHKBS「がんを生きる新常識」

 途中までしか見ておりません。

 こちらは、実際にがんになって治療を行った医師を何名かスタジオに呼んでどういう治療を行ったのか放送するものでした。

 こちらも、標準治療と自由診療を同列に扱うという点では疑問の残る内容でした。

スタジオ出演の医師の皆さんも「効くかどうかはっきりしないものに大金を払うのは意味がない」「エビデンスがないものにお金を支払うのは無駄」とおっしゃっていました。

 それに対し、出演の芸能人の方は「患者に寄り添ってほしい」とか「可能性があるなら試したい」という素直な感情をぶつけていました。視聴者の中にはこういった感情を表に出せず悶々としている方もいるでしょう。それを言葉にできて、主治医に伝えられるだけでも少しは前にすすめるのかもしれません。そういうところの掘り起こしのために芸能人を呼んだのでしょう。

 特に、元プロボクサーの方はもともと勝ち気な性格にもかかわらず、ガン宣告された後は「シュンとなって、(医師が上から目線で喋るのに)やり返せなかった」とのことです。

 自分の思いを言葉にする習慣や技術がないので伝えられない

 思いはあるけど、人に嫌われるのを極度に恐れて伝えられない

それを伝えたらいいと思います。

 

 

 

 

 

がんのことで気になる方は後編掲載の3.の番組でも紹介されたこちらのサイトをご覧になってください!

(むしろここだけでいいです)

 

国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向け

http://ganjoho.jp/public/index.html

がんのことで直接相談できる窓口も紹介しています。

直接話しをしたい場合はこちらのサイトで調べて窓口にご連絡ください。

 

こちらに掲載されていない病院でも行われている場合があるので、大きな病院にある医療相談の窓口で相談する方法もありです。

例)大阪にある北野病院の場合

がん相談支援センター|北野病院

 東京にある三井記念病院の場合

www.mitsuihosp.or.jp

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服薬指導後の薬を配送?

www.meti.go.jp

 

これについて、当ブログでも解説します。

当ブログでは「これにより新しいビジネスが〰」とか「これはネット処方箋→薬の配送への布石だ」という意識の高い人たちの高名な推測を一切無視して、現実的な側面より解説します。著者が難しい言葉を使うのが嫌い(難しい言葉を知らない)なので、簡単な言葉で説明します。

 

1.どういうことか?

処方箋原本を実際に薬局に提出する

薬の適切な服用に必要な情報収集と薬の使用方法の説明を一通り行う

処方箋の記載内容に疑義がないことを確認する(この処方内容でOK)

そのうえで、患者さんに後日薬を配送もしくは郵送する

というものです。

 

2.何が問題か?

 薬を適切な時期に飲み始めることができるか?

 風邪などの急性疾患や

 治療スケジュールの決まっている薬

 手元に薬が全く無く、早く飲み始めた方がいい疾患

 の場合、配送することで起こるタイムラグは避けたいです。

 

 このような場合は、後日配送という手段は取れません。

どうしてもの場合は、当日中に届けることになりますので、近隣の方へのサービスになるのが現実的です。

 

 また、慢性疾患で継続して飲んでいる薬であっても、

 患者と宅配業者のスケジュールの都合がつかず、手元にある薬が切れるまでに薬を受け取れない場合も発生します。

 

 さらに、薬によっては保管に配慮の必要なものや、誤配や紛失すると犯罪に使われる恐れのあるものがあります。

 

 受取に関するリスク対策としては

患者都合でポストに配達→受け取った時点で患者が連絡するもしくは送り主が電話確認をする

もともと配達した記録の残るシステムを使う

方法が挙げられます。

 

 誤配リスクについて

 個人情報保護法で定められた「要配慮個人情報」にあたるので、慎重にしなければなりません。

 1.宅配便を使わず、自社の社員による配送、患者個人への手渡しに限定する

→これは、品質の維持にもつながります。薬剤師による配送中の保管方法の指導、及び管理体制の制度化を行えば薬剤師以外の配送も可能と判断します。

 2.配送伝票の宛名を患者本人に書いてもらい、配送用の包装をその場で作る。薬を入れる時は複数で確認

 3.受取の確認電話を必須とする。どの配送方法であっても、受け取った後に電話をかけて直接受け取ったか確認する。携帯電話が普及してだいぶやりやすくなりました。次は、メッセージソフトの利用など、お互いの時間を奪わない方法の開発でしょうか。

 

品質の維持

 厳密な管理の必要な薬は配送の対象外とする。

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の第一条に抵触してしまいます。これに触れない範囲の品質維持をしないといけません。いいかえれば、患者の手に渡るまでの品質の保証がされない配送はしてはなりません。

 

 第一条  この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品(以下「医薬品等」という。)の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。

 

3.費用について

 欠品していない場合など、患者都合によるものは患者負担でいいと考えます。勿論、送料無料サービスは適応させない。

 また、届ける場合も届けた人に対する人件費は発生しているの手数料を取るべきと考えます。

 

 4.配送業者の限界

 現時点で、通販での買い物が増えて配送業者も一杯一杯になっています。それに、誤配できない上に品質管理の必要なものを配送する手間が増えるのは大変ではないでしょうか。

 むしろ、ネットスーパーのように自社内に配送スタッフを持つほうが現実的と考えます。

 受け取る側の問題もあります。

 指定した時間帯に家にいない(いることができなかった)

 家に帰っていても、宅配ボックスやポストを開けない

 →結果として宅配ボックスが満杯になり、配送することが出来ない。

 このようなことがないように協力お願いします。特に、集合住宅の宅配ボックスは他の居住者と共有のものです。帰宅する際には必ず確認しましょう。

 

5.なぜ、この回答が経済産業省からあったのか?

 

産業競争力強化法に基づく「グレーゾーン解消制度」は、事業に対する規制の適用の有無を、事業者が照会することができる制度です。

事業者が新事業活動を行うに先立ち、あらかじめ規制の適用の有無について、政府に照会し、事業所管大臣から規制所管大臣への確認を経て、規制の適用の有無について、回答するものです(本件の場合、事業所管大臣は経済産業大臣、規制所管大臣は厚生労働大臣となります)。

 薬局を運営している事業者(たぶん、メディシス社が「在宅療養の患者向けに重い栄養剤やおむつを薬剤師による訪問の後に配達するビジネスのために質問したと思われます)問い合わせしたので、厚生労働省に確認した上でこのような見解をしています。もともとこういう制度です。はいこの件はおしまい。陰謀論や先のビジネスなどの意識高い系の意見はカット!解説するブログです!

 

 

 直接薬局で受け取って帰るのが一番早く確実に用事が完結する上に情報漏えいリスクが小さいので、相当時間のかかるものであっても、配送サービスを使わないほうが色々トラブルがありません。薬剤師としても直接渡すのが一番安全です。

 一包化など時間のかかるものについては、出来次第患者宅に持参する、出来次第取りに行くなど直接渡せるに越した事はありません。そのような薬の場合は、自宅の近くの薬局で調剤してもらうことを強くおすすめします。(薬の品質も維持できますし、患者に渡せたことを人の目で確認できます)

 立ち寄りやすいところにかかりつけ薬局を!

 

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