「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

OS-1は健康な人の水分補給に有効?

これから暑くなります。 脱水対策にOS-1を買おうとする人が結構いるので、OS-1の正しい使い方と暑さ対策についての記事を書きます。 1.OS-1は軽い脱水症状を起こしているときの飲み物 2.OS-1の塩分で血圧が上がる場合がある 3.室内では冷房を積極的に入れよ…

そら薬剤師足らんわ

多くの薬局が、「薬剤師が足りなくて在宅など手を出せない」「薬剤師が辞めてしまって、求人を出しても来ない」と嘆いている状況ですが、これを浮き彫りにした資料が発表されました。 薬局・薬剤師に関する情報 |厚生労働省 の中の ・平成29年度かかりつけ…

目の治療だから飲み薬は関係ない・・・ということはありません

今回のブログで覚えること 眼科の手術を行う時にも飲んでいる薬をすべて正確に伝えましょう。 お薬手帳を眼科でも見せましょう。 眼科の先生へ:緑内障の種類をお薬手帳などに記載お願いします。 目の手術が、手術内容によって飲むのを調節する薬が異なって…

ちょっと待たれよ、健康食品の被害は健康だけではない 

yomidr.yomiuri.co.jp 企業の届け出・機能をうたう資料の提供を必要とする「機能性食品」現品を用いた検証を必要とする「特定保健用食品」の枠に入らない、いわゆる健康食品については食品衛生法の管轄になるが、食品としての規制しかない状態です。そこで、…

糖尿病の配合剤

これだけあっても。あまり合剤が使われている印象がないのは、 配合剤は微調整がし辛いのが過大なんでしょうねえ。 もしよろしければバナーのクリックお願いしますm(_ _)m にほんブログ村 にほんブログ村

命果てても、伝えたことは生き続ける

半年以上前、関西の薬剤師ブロガー諸氏とソクラテス兄さんと飲み会を開催しました。 これが非常に有意義でした。 「やはり、ネットの交流だけでなく直接対面する効果は大きい」 これに尽きます。ICTツールが普及しても、実際に対面しないと出てこない会話が…

【参加報告】第2回 全国在宅医療医歯薬連合会全国大会

こんばんは。 先日、国立京都国際会館で開催された第2回 全国在宅医療医歯薬連合会全国大会の参加報告をします。 この大会は 在宅療養に関連する3つの団体(全国在宅療養支援診療所連絡会、 全国在宅療養支援歯科診療所連絡会 、全国薬剤師・在宅療養支援連…

これは心折れる、しかしこういう人も医療は見捨てないシステムになっている

ameblo.jp 森田先生心折れますわ。 しかし!クロちゃん教育入院をすることに。 ああこれで改心するのか・・・と思ったら退院後即通常の食事をとっている。 (以上、クロちゃんのTwitterやブログより) これもまたよくある話です。 目先のことしか考えない、…

ぶっちゃけた研究

先日、このような研究結果が論文化され、世界に向けて発表されました。 jech.bmj.com 健康意識の低い男性に対し健康診断を受けてもらうべく パチンコ店にて 若い女性従業員にセクシーな白衣(通常看護師が着るのとは違う)を着てもらい受付 いやー、女性の人…

内服の便秘薬の換算表

keisyuke-blogyakkyoku.xyz で書かれたセンノシド下剤の力価換算表を作ってみました。 「プルゼニドを粉砕したい」という申し出が合った場合→1錠あたりセンノシド細粒0.15gに変更するよう処方提案 「ラキソベロンを粉砕したい」という申し出が合った場合→1…

ケトプロフェンの光線過敏症はベンゾイル基?

モーラスに代表される、ケトプロフェン製剤を使用した後に起こる光線過敏症。 他の痛み止めの湿布でも起こるのかという疑問が起こりそうですね。 非常に雑に各NSAIDsの構造式を描いてみました。 緑色で囲ってあるのが各化合物に共通すると感じた部分です。 …

緑内障の点眼薬まとめ

薬剤師さんの注意録 ~目薬で入院高橋先生@chihayafluからネタをご提供いただきました!まさか目薬で入院とか…想像してなかったデス pic.twitter.com/QAqoVyGLyP — 油沼(薬剤師さんの備忘録 14話) (@minddive_9) 2018年4月28日 ざっくりとした緑内障という…

敢えて言おう!なぜ薬剤師はジェネリックを勧めるのか

ジェネリック医薬品を薬局で勧められると思われます。 なぜ、薬剤師がジェネリック医薬品を勧めるのか。いろいろな視点で説明します。 1.国民医療費から見た視点 国民医療費は増大していってます。高齢者が増えているからです。 といったら、外に出歩いてい…

【参加報告】「エクスファルマにソクラテスがやってきた」と「兵庫医療大学 構造式ワークショップ」

今回は2つの研修を同時にひとつの記事にしました。 というのは 内容が重複してくるからです。さらに、研修の開催される順番も良かったです。 (主催者は別です) 2つの研修の場所同士が近い 1.エクスファルマにソクラテスがやってきた 門真薬剤師会の時の講…

【参加報告】2018/4/1 AHEADMAP x EBM倶楽部ジョイントワークショップ

4/1(日曜日)に行われたAHEADMAP x EBM倶楽部ジョイントワークショップの参加報告をします。 今回は、ある患者さんの問いかけに対する答えを得るべく、処方提案を行う企画でした。とかく、論文を読める自分かっこいい!と誤解されがちな薬剤師によるEBM。し…

家事や育児に重きをおいて働きたい

医療従事者など、高度な教育を受けた人は「我が子にもしっかりとした教育をさせた愛」と考えがちです。 妊娠と出産をするのは女性であるため、その実現のためには、キャリアとの両立を計画するとことから始まります。 そうなると、 (継続して働く前提で)産…

【軽い書評】極める!小児の服薬指導

ec.nikkeibp.co.jp こちらの書籍をお勧めする対象の方は 1.小児の患者さんの服薬指導が多い薬剤師 2.小児の患者さんへの服薬指導が不慣れな薬剤師 3.これから産休・育休に入る薬剤師 もしくは産休・育休に入っている薬剤師 もしくは我が子が産まれる予定・3…

飲み残しを持っていったら返金?→ありません!

某TV番組で「飲み残しを持っていって、その薬が有効期限内だったら返金できる」と言っていましたが、それは絶対にありません。 使用期限内の薬を薬局に持っていっても返金されません。継続して薬をのむような疾患であればの話ですが、診察時に医師に飲み残…

カウンセリング化粧品をカウンセリングで購入するメリット

今回の記事は、一見薬剤師業界とは関係のない記事構成になっています。 いわゆる「カウンセリング化粧品」をドラッグストアで自分で選ぶことが一般的になってどれほど時間が経過しただろうか。 「買うのを強制される」「似合わないものを勧められた」といっ…

【味見シリーズ】オルメテックOD/ロスバスタチン「アメル」

不定期に体を張る企画をやろうと思います。 味見シリーズです。もはや二番煎じ三番煎じのように見えるのですが、多くの人がやって情報共有し、これ以上被害者を増やさないようにするんだ! みんなで味のデータベースを作るんだ! 1.オルメテックOD なぜこれを…

「客観的データと自身の目で見たもの、どちらを信頼するか- 安倍晋三内閣総理大臣街頭演説を例に挙げて」

先日、第48回衆議院議員選挙が行われた。各地で安倍晋三内閣総理大臣(以下、安倍首相と呼びます)の演説に対し聴衆が様々な反応をしたことがメディアやネットの記事でも取り上げられました。 今回は、政治の話ではありません。多くある情報を人はどのように…

医師に対する患者のコメントからみた「溝」

headlines.yahoo.co.jp こちらの記事。 医師に対するインターネット調査の結果の紹介。 「インターネットで医療情報を集めるのは容易ではない」「検索のコツが必要」という医師の意見が多かった。というもの。 たしかに、医学記事は誰にでも誤解のないように…

ネイル 対 プラモデル 小児の誤飲対策

親の趣味道楽の中で、お子さんが誤飲すると危険なものを扱っているのが「ネイル 」と「プラモデル」です。 1.扱っている危険なもの ネイル ネイルカラー、除光液(大人用は油性の溶剤・トルエン、アセトンなど、小児用は水性の溶剤エタノールが中毒の原因と…

「じゃあわしらぁーお薬手帳に何書きゃええんじゃろー」

「お薬手帳を持ってきたら多くの薬局では安くなる」 (ただし、半年以上間隔をおいて受診した場合や、ある条件に当てはまったところは変わらない) という方針は4月以降も継続です。 しかし、なんぼ言ってもお薬手帳を持ってこない人がいる。 どういう人達か…

「インフルエンザ軽症なら受診は控えて」対「診断書がないと休めない」

今回は、こちらの記事を見ての感想を述べます。 www.fsight.jp headlines.yahoo.co.jp 記事タイトルが煽ってますね(著者の本文も煽っている印象があります) 実際のところは、 「ごめんやけど、熱出てすぐ受診してもインフルエンザとハッキリ診断できない場…

だから対物業務は大切だって言ってんだろう

先日参加した研修会にて。 「病院薬剤師は調剤室から出て病棟での活動でエビデンスを出して報酬を勝ち取った」 「今度は 薬局薬剤師が調剤室から出て地域に貢献を」 と講師の方が話をした。 病院薬剤師は調剤が外に出て、自分たちの仕事ではなくなったので病…

「薬剤師の働き方改革」について(2)「心身ともに休んで、メリハリのあるシステムを作ることは国民利益につながる」

薬剤師としての業務を、長期間継続していく方法としての「働き方改革」。 そのために、業務に参画する人を増やす 高いレベルの業務ノウハウを共有する 必ず休む仕組みを作る 薬剤師業務内で役割りを分ける ことの必要性を記しています。 ★必ず休む仕組みを作…

「薬剤師の働き方改革」について(1)「裾野を広げよう」

今回の記事は、自分が寄せたコメントを拡張する内容です。 熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」 薬剤師の働き方改革、どう考える? http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201801/554379.html 以下のコメントをしました。 ” どの業…

やはり対物業務も大事だ

「薬剤師の業務は対物業務から対人業務へ」と界隈では言われています。 しかし! やはり、対物業務も大事だと思います。 薬の量を間違えない お渡しする薬の包装が破損していない など、患者があらゆる意味で安全に、衛生的に薬を飲めるようにする対策の中に…

「体が弱くて働けない」を言語化する

今回のブログ記事、科学的な検証は全くありません。 「体が弱くて働けない」を言語化するのがテーマです。 1.体が弱い人ってどんな人? 病気で治療している人(診断で就労禁止されている人から普段は動けるけど突発的な発作で生活に支障が出る人まで) 治療…