「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ

抗ヒスタミン剤は小児の熱性痙攣を起こしやすくする?

  昔から確立されている内容なのですが・・・

 

 

www.ncbi.nlm.nih.gov

 

をざっと読んでみましょう。

 

 対象 ある施設に2009年から2011年に熱性痙攣で受診した幼児(平均年齢2歳4ヶ月)250名

(男児135、女児115)(熱性痙攣ではない子、脳性麻痺、精神遅滞のある幼児を除外)

 

 比較 抗ヒスタミン剤を投与されていない子(166人)、第一世代抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミン、dimethindene)を投与されている子(55人)、第二世代抗ヒスタミン薬(セチリジン、ロラタジン、およびケトチフェン)を投与されている子(29人)

 抗ヒスタミン剤の仕様の有無によって、今回の症例では単純熱性痙攣と複合熱性痙攣の発生に有意差はなかった。

 

 結果 発熱を確認してから痙攣を起こすまでの時間

    痙攣持続時間

    いずれも、抗ヒスタミン剤を投与されいる幼児とされていない幼児の間で

    有意差あり。ただし、第一世代抗ヒスタミン薬と第二世代抗ヒスタミン

    では有意差なし。

 

 さて疑問

発熱から痙攣までの時間はどういう手段で測ったのか?

→緊急治療室での問診(服用薬、性別、年齢、痙攣持続時間、発熱からの痙攣発症までの時間)

→本当に客観的?

統計学的には有意差は証明されているようです。

 

 この論文は、他の論文と組み合わせて読むといい内容ですね。

 

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