人口増えてない(むしろ減ってる)のに、75歳以上の人が18年間で2.18倍になっている。平成7年には10.98人の20-64歳の人で1人の75歳以上の人を支える人口比率だったのが、平成25年には4.88人になっている。対し、0-19歳は18年間で0.79倍になっている。この表にはないが、0-9歳は18年間で0.84倍になっている。そういう状況でありながら、小児科医は忙しい。
20-64歳の人口減少は平成17年から始まり、平成22年からの3年間で300万人近く減少した。
対し、平成6年からの比較で医療施設に従事している医師の数は1.31倍、歯科医師は1.26倍、病院薬剤師は1.16倍、薬局薬剤師は2.51倍。薬局数は平成6年と平成20年の比較で1.37倍。薬局に勤務する薬剤師が増えているのは、院外処方率が2割弱から7割近くになったのがもとである。それと、パートで週10時間とフルタイム勤務者はいずれもこの調査では1人でカウントされる。
患者数が増えているのに、医療スタッフの増加が追いついていないのだから、そりゃ医療機関はしんどい。
参考にした資料は国勢調査(平成7-22年の人口)推計人口(平成25年)、医師・歯科医師・薬剤師調査(厚生労働省)