「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ

「かかりつけ薬剤師」がもたらす薬局内の不協和音

 制度上の「かかりつけ薬剤師」制度が始まりましたねー。

 

 この制度で起こりうる薬局内の人間関係の悪化を想像しました。

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 1.かかりつけ薬剤師に該当する薬剤師の増長

 いわゆる「かかりつけ薬剤師」に該当する薬剤師が1名でなおかつ基準調剤加算を算定できる薬局の場合、薬局の利益を叩き出しているのは自分だ、とばかりに経営者や周囲に尊大な振る舞いをする可能性があります。

 「自分がいなければ薬局は潰れる」とか「お前たちの給料を出しているのは自分だ」と言わんばかりに投薬以外の仕事を全部押し付けたり「在宅に行っていたら患者さん来た時に指導料取れないでしょ?」と在宅の仕事を押し付けたり。

 

 2.かかりつけ薬剤師に業務の負担を集中させる他の薬剤師

 「投薬苦手・・・」と喜んで調剤マシーン化する薬剤師も出てきそうです。「投薬はあの人に任せて、でも、他の仕事も平等にやってもらわないと!」と自分は投薬を全くせず定時で上がったり事あるごとに休んだり。

 

 薬局というのは1人でやっているところを除けばチームでの仕事なので、

「かかりつけ薬剤師」に該当する人はどうしても投薬件数が増えるので、その分調剤の仕事や発注など作業するところを軽減したり、お互いのできることできないことを配分した方がいいと思います。だいたい、1や2の状況になるところは雰囲気が悪くなって顧客にも伝わるんですよね。

 

 チームで補った方が仕事を長く続けられる(新しい人が入れ替わる環境は患者さんにとっても不安ですし、伝達や調剤行為のミスが起こりやすいです)ということに気づいて個人の好き嫌いを排除したほうが建設的なんですけど、どうしても感情が優先してしまう人がいるようです。患者さんへのアドバイスであっても、感情を優先してはなりません。感情に配慮しつつ、科学的に間違っていることは伝えないことが肝心です。(このバランスは非常に難しい)

 

 経営的にも「かかりつけ薬剤師」が勤務者1名だと非常に危うい(基準調剤加算を取っていればその人が辞めてしまった時点で経営が傾きかねない)ので、対策が必要です。

 

 薬局開設者が薬剤師の場合

1.自分が店舗に入り管理薬剤師となりかかりつけ薬剤師の条件を満たす

(この場合、自分は役員なので労働時間をいくら長くしても法には触れませんね。時間外対応も自分でやれば、時間外の給与を出す必要もありません)

 

2.時間外対応の担当を自分でやる

複数店舗持っている場合もこの方法で対応できます。余談ですが、同じ町内地域内に数店舗持って地域活動もやっているチェーンはいわゆるチェーン薬局とは一線を画していると思います。

 

3.かかりつけ薬剤師を複数配置する

1よりは確実性が低いですが、リスクは小さくなります。

 

 つまり、かかりつけ薬剤師+基準調剤加算は薬局チェーンを排除する政策なのではないかと?そして、地域に関わる薬局のあり方を提示したのでは?と

この話題は次回以降にやりますー。今回はさようなら~。

 

 

 

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