「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」

入学しても卒業できるとは限らない

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写真と本文はほんとうに一切関係ありません。

 

文部科学省が出した、薬学部入学者の修学状況についての資料です。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/09/28/1361519_1.pdf

 これには、平成22年度から24年度までの学生がどのような修学状況か大学ごとに書かれています。

 平成22年入学生 5年次進学率、実習修了率、卒業率

 平成23年入学生 5年次進学率、実習修了率

 平成24年入学生 5年次進学率

 

大学の設置母体ごとで見事に分かれました。

 一括募集で、入学後に進路を決められる大学はこの表ではデータがでません。

 

 国公立の場合は進学率9割前後がほとんどです。薬学部に限らず、途中で進路変更をすることはありますので、問題となる数字ではないでしょう。もともと定員が少ないので、5年に進学しなかったり、ストレートで卒業していない人数は片手で数えられるほど、少ないところでは「全員5年に進級できた(京都大学 平成22,23,24年度、広島大学と九州大学の平成24年度)」という例もあります。入ったらほぼ卒業できる(できない場合は本人の学業不振)と思っていいでしょう。しかも、国家試験もほぼ合格しています。

 

 私立大学はいろいろです。

 そもそも入試の時点で入学定員を半分以上満たしていない大学

 (あまりに定員を満たさないので募集人員を減らした大学もある)

 5年次進学時点で半分が進級できていない

 実習は修了できても2-3割は卒業はできてない

 (5年に上がれたけど実習を終了できなかったという学生はどこの大学もあまりいません)

 卒業はしたけど半分ぐらい国家試験を受けていない

 6年ストレートで上がれて、国家試験を受けたのは入学時の1/4程度の人数

 卒業生の殆どが過年度入学生で、入学年度を遡るほどその人数が増える(しかし国家試験を受けていないものが多く存在する)

 

 というところもあります。

(そういう事例は特定の大学に集中しています)

 

 地域によって薬学部の数が偏っているのと、上記の私立大学のような大学を減らしたほうがいいのではないかと考えます。

 

 誰も彼も大学に行く必要はないですし、形だけ大学に行かせたのがミエミエの大学だとそもそも企業も採用しないですし、形だけ大学に行かせるため一千万円払って奨学金という名前のローンを背負わせるのはどうかと考えます。

 

 

 

 

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