葉酸サプリの調査をしているうちに
ビタミン剤のタイムリリース加工って何?
という疑問がわきました。
一言で言えば、
長い時間効くように
水溶性のビタミンを長時間かけて徐々に溶け出るように加工した
ということらしい。
いろいろな溶け方をするカプセルにビタミンを入れるのだそうな。
実際は、食事と定期的に摂っている場合は食べるたびにビタミンを摂取していることが多いので、タイムリリース加工の効果を感じにくくなっています。ゆえに、サプリメントを選ぶ上でタイムリリース加工かどうかは重視しなくてもいいと考えます。
これは、サプリメント大国アメリカで、ジャンクフードばかり食べてビタミンの補給ができていない人のための宣伝文句と考えられます。日本製のビタミン剤であまり導入されていないのは、「コストがかかる」「食事を取っていれば補完できる」「サプリメントの1日服用回数を増やせばカバーできる」という理由が考えられます。
ただ、鉄の場合は徐々に吸収することで副作用の軽減につながります
鉄は一度に多く吸収すると過剰摂取となりやすく、徐々に溶け出るようにしているというあるサイトの記述を見ました。これを見て「医療用医薬品の鉄剤も確か徐々に溶け出るようにしていないか?」と思ったので「フェロミア」錠のインタビューフォームを検索しました。
以下引用
弱酸から塩基性側でイオン 鉄のような吸収されにくい不溶性高分子ポリマーを形成せず低分子キレートのまま吸収されるため、 腸管吸収が良好である。そのため胃酸分泌の低下している高齢者や、低酸症及び胃切除者でも良く吸 収される。
ここまで引用
サプリメントの広告にある「キレート化」が行われています。イオン鉄というのは「Fe3+」のことです。
同じ鉄の製剤である「フェロ・グラデュメット」錠はまさしく「グラデュメット」という徐放技術が使われています。
いずれにせよ、医薬品で行われていることをサプリメントでも行ったという解釈でいいでしょう。
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