「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

あさイチ!2017/12/18「患者力」の特集について

 第一の印象は「自分の治療に関して受け身の人が多いんだなあ」と思いました。

徐々に時代は変化していっています。受け身の人の理由が「医師に嫌われないようにするため」ってのもありそうです。

 

1.治療方法の選択について

 

 

  治療方法に選択肢がある場合は、

患者さんの生活、価値観が治療の選択にかかる要素が大きい(もしくは入り込む余地がある)ものと捉えるとよいと思います。患者さんの治療後の生活が良くなることが治療の成否に関わる状況なので、医師に丸投げされたわけではないと解釈するといいです。

 勿論、そんなことは言ってられない場合は治療が先に行われることもあります。

 

 「わからない、調べるのもめんどくさいから先生決めて」というのが価値観でもいいのです。

 「なるべく治療のことは考えたくない」でもいいのです。

 「自分の価値観よりも、他人にどう思われるかを重視します」

 「焼肉を月1回食べたい」

 「長患いしたくない」

でもいいのです。

今まで人に気遣って生きてきた人や、考える習慣がなかった人が、いきなり今までの考え方を変えろと言われても難しいことは自然なことです。医師に忖度する性格の人もいるでしょう。

(12/21補足)

 

 言い回しによって印象が違ってきます。丸投げされた印象を与えない言葉遣いにすれば、やることは同じことでも医療者と患者の信頼関係は深まると思います。

(補足ここまで)

 

 

 

2.医療情報の調べ方

ここでも、検索ワード

「site:go.jp」「site:ac.jp」が登場しました。

最近、Googleの検索機能が改善されたので、上位に怪しげなサイトが出る確率は低くなりました。

 あとは、病院の公式サイト(できれば大きな病院のものをおすすめします:標準化された記載になっています。)も調べるといいでしょう。患者さん向けの治療ガイドラインもおすすめです(これはgo.jpで調べられるかも)

 

3.治療は患者と医療者が協力して

 患者さんのいつもの状態

受診・前回診察後から今回までの経緯

薬の在庫数

を箇条書きにしたメモにして持参すると診察時に必要な情報が伝わります。

医療機関によってはサイトに問診票をアップしていて、あらかじめ患者側でダウンロードして記載できるようになっているところもあるので、活用してはどうでしょうか。

 

 

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