薬剤師が情報発信をする有効性については「立てよ薬剤師プロジェクト」のポスター発表で説明したと思いますので、ここでは自身が情報発信をする目的と注意点を紹介します。
1.備忘録、自身の学習内容の共有
2.薬や医療について知られていないことをなるべく簡単な言葉で解説する
に大きく分かれます。
SNSでの投稿は、「なるべく少ない文字数で、確実に伝える」訓練になっています。
ブログやSNSの発信で気をつけること
1.わかり易い表現で、なるべく専門用語を噛み砕いて書く
ブログの備忘録的な記事の場合
自分が学習したこと、得た知識を体系的にまとめるののに使っています。
他人に見せられるような形にすることで、自分の理解が深まります。他人に教えるからには、誰が読んでもわかるようにする必要があるからです。
患者さんが医療側に対して疑問に思うのも、医療側が患者さんに対して不思議に思うのもいずれもお互いの知識量、情報量、立ち位置、価値観が大きく違いすぎてお互いのことを想像できないからと想像します。その穴を埋めることで生まれる信頼感も大きいのではないかと思いブログを書いています。患者側が知らないこと、患者側に見えていないことを知らせることで、お互い歩み寄りができるのではないかと考えています。
2.罵詈雑言を書かない
Twitterでもいいことを書いているのに、なぜか言葉遣いが汚かったり、蔑称を使っているつぶやきがあります。これだと、一般の人が読んで不快に思う可能性が高くなります。(潔癖な人はもちろんだめ)
書く当人は理解できる人に読んでもらえばいい、Twitterは自分の趣味だから何を書いてもいいと思っているかもしれません。しかし、情報の信頼性を高めるには罵詈雑言を入れる必要はないと考えます。
政治系のツイートで左右問わずそういうつぶやきをされる方がいらっしゃいます。「ちゃんとした物言いなら、”どちらでもない有権者”の支持を拡大できるのに」と思うことが多々あります。(私も過去にそのようなことをしたことがあるような気がします。申し訳ありません)
の記事に見られるとおり、対立する意見を継続的に見ても意見を変えることはまずありません。「よくわからない」層に訴えかけることしかできないと考えられます。
そのためにも、丁寧な言葉づかいで書くよう心がけています。
3.誤字脱字をしない
まだクリアできていません。
しかし、非常に基本的なことです。
つい、早く記事を書き上げようとやってしまいます。
(当ブログは内容を思いついた時点で記事を書き、定期的に記事を上げていく形式をとっていますので、推敲すればクリアできるのですが、できておりません)
4.できるだけ参考文献を記載する。
出処のはっきりした参考、引用文献を書き出します。
行政の発表するものがあると、pdfファイルのことが多いのでそこはご容赦を。
思考を言語にするのは非常に難しいことです。
しかし、ブログ発信などで技術を磨けば、薬歴も服薬指導も格段にうまくなるので継続してみましょう!(無理のない範囲で。←重要)
最初数記事を書いて、無理なく投稿を継続できるペースを設定して予約投稿をするのが継続できるのではないでしょうか。継続することで、見てくれる人も増えます。
ブログやSNSは、仕事が忙しくても、所属組織によらずに自分としての意見がかけます。もちろん、職場の関係者の悪口や患者さんの情報を書くのはやめましょう。(刑法第134条に触れる)
ブログやSNSに書く、個人的に最大のメリットはこちら。
頭の中でもやもやしているものを形にすることで、頭の中がスッキリする!
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