今回はこちらの書籍を紹介します。
羊土社の編集の方と児島先生が良い連携をして仕事をしているなと感じました。
どうしてもこの手の分野は
情報を詰め込もうと文字が多くなる
まだまだ諸説あるものに対しツッコミを入れてくる読者のために理論武装をしようとして文字が多くなる
読者の読書の力量に委ねて教科書的な文字数とレイアウトになる
と小難しい内容になりがちです。
読者の対象
読者が利用する場面
を想定して制作された一冊です。
今回は読者の対象を薬剤師だけでなく登録録販売者、一般の方も対象としているようです。現場ですぐに使えるようにフローチャート形式で勧める薬を提案したり受診勧奨との見極め方をわかりやすくしたりと、「使う」ことを意識した一冊です。
確かに、セルフメディケーションをするのは患者さん(特に医療系の資格のない人)ですからね。この本を読んでおともにすれば買うべき薬(もしくは買わずに病院に行く)がかなり絞れます。
一般の方に向けてはデータベース以外のところが役に立ちます。用語もわかりやすく、「家庭の医学」を読める国語力があれば十分読めます。
この本に関しては羊土社の「ひつじさんチーム」と児島先生のタッグの勝利としか言いようがありません。今後一般向けの健康書籍のコーナーに並ぶことを期待します。
ここに、医療従事者ではない油沼さんの紹介文を載せます。
一般の人でも読めるよ、とアドバイスしたら非常に的を得た漫画を書いてくださったの掲載します。
市販のお薬(OTC)を選ぶときにこの本を参考にするといいですよ。めっちゃ詳しい!
— 油沼(薬剤師さんの備忘録 24話) (@minddive_9) January 4, 2020
私は「風邪がはやってるから受診したくないなあ…市販薬にしたいなあ」って時が多いので凄く助かります。胃腸薬とか。
みんな買おう。
OTC医薬品の比較と使い分け 児島 悠史 https://t.co/ysdUD6g3Qt pic.twitter.com/wBZyyXr1Xe
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