今回は、医療職の資格を持っていない、医療に携わる人達について紹介します。
非常にたくさんいます。こういう人達によって医療は支えられています。
<医薬品・医療機器メーカー>
★研究・開発担当
医療の資格を持っていない人(理学部、工学部など)がそれぞれの専門知識を持って科学化合物を見つけたり、検査機器の開発をしています。
(この分野で活躍する医療系の資格もをつ人もいます)
★技術担当
工場で生産するときの生産管理や、機械のメンテナンスをする人です。
また、電子カルテやレセプトコンピューターの開発をする人は情報系の知識が専門(医療現場で必要とされることを、コンピューターで実現するのが仕事です。
医療現場で利用される機械のメンテナンスをする人もいます。(機械が故障してしまうと、治療が進まない場合もあります)
★MR(医療情報担当者)
医療情報を提供する人です。自分でガイドラインや論文を探せる人ばかりではありません。(能力ではなく、時間がなくて探せない場合も多い)昔は営業と称して、薬の販売も担当していました。ある日突然、ある特定の(メーカーの)薬が処方されることもあります。
最近では、販促品の配布を禁止されたり、接待を禁止されたりなど、医薬品の性能とは関係ないアプローチが禁止されてきています。(それで、MRはいらないと言い出す医療者は・・・(以下略))
伝え聞くところによると、昔は医師への接待で風俗だの飲み屋だのがあったらしいです。
他社製品との比較もできないようで、会社が作ったプレゼン資料を読み上げるだけだったらメーカーのサイトに保管して、医療従事者以外見られないようにしたらええのにと思います。
各種医療機器のメンテナンス担当者や営業担当者
医療機器も機械です。今は、医療機関はいろいろな機械に囲まれて仕事をしています。その機械が壊れてしまうとたちまち仕事ができなくなってしまいます。
<医薬品卸>
MSさん
卸の情報提供担当です。納入価格の交渉やメーカーや地域の医療機関同士の橋渡しとなって、営業活動をします。特に医療系学部を卒業している必要性はありません。
(医薬品卸で医療系の資格がいるのは拠点に在庫している医薬品の管理を行う管理薬剤師ぐらいです。)
配達担当の方
MSが配達を担当雨することもあります。別に医薬品の配達だけを行う人がいます。医療系の資格を保つ必要はなく、必要なのは運転免許証と確かな運転技術(医薬品を破損せずに運ぶ)です。契約社員などの非正規雇用も多い職種です。
倉庫担当者
完全に機械化して、各医療機関に仕分ける人が必要ない職場もありますが、大なり小なり人が絡んでいます。こちらで必要なのは、破損せずに正確に早く仕分けることができる技術です。この職種も契約社員、パート社員の多い分野です。
<医療現場>
受付や事務の方
診療報酬の計算は煩雑です。その計算と処方箋の入力、健康保険のみならず労災や自賠責の書類の処理など制度によってバラバラな書式の書類を処理します。また、診療情報提供書など他の医療機関に情報を提供する場合の手続きもします。(診療情報提供書自体廃止が書きますが、クラークによる)代行入力の場合もあります。
調理担当者
入院設備のある病院の場合や高齢者施設では食事を作る人がいます。食事制限のある患者に対しては制限を守れるように調理したり、嚥下に問題がある人に対しては飲み込めるようにします。
清掃担当者
医療機関はきれいにしておかなければなりません。整理整頓をして紛失や転倒事故を防いだり、感染の元を断ったりする必要があります。通常のビル清掃以上に気配りが大事です。
<それぞれの職場>
間接部門の人
それぞれの職場の経理、人事、労務、総務など間接部門の人です。職場の人が本業に集中できるよう支援しています。
医療機関を24時間対応にしろ!と言われたらこれらの仕事の人の一部も働かないといけなくなります。資格という後ろ盾もないのに医療従事者の仕事を支える姿勢に敬意を払いましょう。
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