「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

診断という行為とは

 薄々感じていたのですが、どうも的中したようです。

 悪い方に。

 インフルエンザの検査、薬の処方、治癒証明の話題が上がる頃から薄々感じていました。それが、COVID-19のPCR検査に関するSNSやニュースコメントで顕在化したように感じます。

 「検査を待っている間に悪化して亡くなってしまった」

 「病院に行っても診てもらえないから、患者の希望で検査できるようにしてほしい」

 「そもそも医師の判断ってなんだ」

もう最後の意見は診断という医師の役割(独占業務)を全力で否定しております。お客様の要望はすべて叶えて当然みたいな認識で。

 医療サービスというのは「技能」を現物にて提供するものであって、結果までは保証されません。ただし、技能を提供するに至るまでの判断及び手順は妥当であったかは検証されます。ここで言うサービスは値引きとか奉仕(無償のもの)ではなく、労務や使役の意味です。つまり、結果は問わない。その人がより良い状態になるために行ったことに対する対価を患者は支払うことになります。患者の思う通りにやれ、ではないのです。

 いろいろ医療に対して思っていた矛盾やおかしなところが顕在化してきた印象です。

 

 

 

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