「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

「薬局」「月刊薬事」「調剤と情報」読み比べ

こんにちは。今回は薬学系の月刊誌「調剤と情報」「月刊薬事」「薬局」を読み比べました。

それぞれの雑誌の紹介ページはこちら

調剤と情報(株式会社 じほう)1冊1560円+消費税(定期購読20218円:税込み、送料発行社負担) 1冊120-140ページ

調剤と情報|株式会社 じほう

月刊薬事(株式会社 じほう) 1冊2000円+消費税(定期購読 年間25600円:税込み、送料発行社負担) 1冊140-160ページ

月刊薬事2017年6月号(Vol.59 No.8)|株式会社 じほう

薬局(株式会社 南山堂) 1冊2000円+消費税(定期購読 年間32400円:税込み、送料発行社負担 年1冊増刊号のぶんも含まれます)

南山堂|月刊誌「薬局」

 

 

比較したのはこの号です。

調剤と情報 2015年9月号

認知症の早期発見と治療・ケア

月刊薬事 2015年10月号

認知症の薬物療法

薬局 2017年4月号

認知症対応力のエッセンス

 

認知症の治療に関する特集で比較しました。

 

1.ページ数

調剤と情報 27ページ

月刊薬事 69ページ

薬局 141ページ

 

2.掲載内容

調剤と情報

薬局で地域に住む人に対してどう支援していくか

初期発見、連携、政策について記載している。

全体的にサラッと書いているが、骨組みはわかる。

それぞれの特集のページ数が少ないので、時間がない人でも読める。

無料情報誌で飽き足らない人向け、全体をざっと把握したい人向け。

 

月刊薬事

薬物療法についてのみ記載

それぞれの薬物に対して詳しく学びたい人向け

こちらは病院薬剤師の方に向けた内容だが、薬局の方も読める。

「調剤と情報」と同じ発行元なので、重複しないように構成されている模様。

 

薬局

認知症の方に対し、どのように対処するかについて取り上げられている

薬物療法以外の視点や、その人が抱える諸問題(+疾患)について、「人」と接することを重視している。ページ数も多く、一つのテーマについて深く学びたい方にはおすすめ。ただし、制度については少なめだった。

 こちらの雑誌の初心者版が「Rp+」(レシピプラス)。時間のない方には年4回発行のこちらをおすすめ。

 

専門書を取り扱う書店が遠方にあって、なかなか読み比べできない方にもわかるようざっと解説しました。

 

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