「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

ユニクロと対人業務

medical.nikkeibp.co.jp

を読んで、セルフレジのみならオンライン限定商品の購入からオンラインショップのチャットまで利用したことのあるユニクロヘビーユーザーの私が感じたことを書きます。

ユニクロ利用歴はかれこれ20年以上です。小林克也さんがCMに出演し、

「ユニーク クロージング ウェア ハウス」と言っていた頃、

そう、CMで

「ユニクロだよ」

と言うより以前から利用していました。

 ユニクロでMA-1ブルゾンを知りました。最初に買ったのはネルシャツです。今ではフランネルシャツと呼ばれるもの。ヒートテックやフリースより前の話です。

 

実際、ユニクロの大規模店舗から小規模店舗、オンラインショップまで利用しての感想です。

 

人間は思った以上に高機能

セルフレジでは現時点ではクレジットカードの一括払いしか受け付けていません。各種テナントのポイント等は対応していません。よって、靴下一組とかインナーTシャツのみといった小口現金で十分対応できる商品を買う場合は人のいるレジに行くほうが楽です。(GUは現金対応可能)

 買ったのがダウンコートだったのが致命的でした。自分でたたまなきゃいけないんです。正直言って手先が不器用な私には至難の業でした。ちょうどいいデカさの袋がないんですよ。店の人の服を畳んだり袋に入れる技術は素晴らしいと思いました。

 

 オンラインショップ限定商品の場合、実際の商品を見ずに買うことになります。実際の商品から得られる情報は多いです。素材感、縫製、色・・・試着しないとわからない事柄もあります。

 それらの情報の助言をいただくべく、チャットで対応してもらいました。

 個々での問題点はこちらです。

 自分の伝えたい言葉を書き言葉にするのは思いの外時間がかかる

 直接の対面だと相手との間合いで話し方を修正することが容易だが、チャットだとこれも時間がかかる。

 身振り手振り、言葉のトーン、声の大きさ、表情が使えない。

 (テレビ電話でもオーラ的なものは伝わりにくいのではないかと思います)

  結局、試着で得たい情報レベルのものは得られず、たまたまオンライン商品がなぜか店にあったおかげで実際煮物を見て購入することができました。(チャットサポートの人も「気に入らない場合は返品を」という対応だった。そうするしか仕方ないのですが、自分の売る商品に関して、着る際に必要とする知識は調べられるようになってほしかったというのが正直な感想です。)

 

 さらに、ユニクロという規格化された服であっても個人の体型に合うかどうか他の人の評価を必要とする場合があります。服は規格化されても、着る人の体型や感覚、生活環境は千差万別です。こういった要素に対応するのは人間のほうが得意です。 

試着室でスタッフの方に意見を聞く人も珍しくありません。たとえそれが1990円のズボンであっても。

 

 ああ、ここまでの文章で薬剤師にも必要とされる知識や技術が出てきましたね。

 商品の使いこなし方 素材や縫製など詳細な仕様、利用者にあった使い方の提案

 

 商品の在庫管理(アプリなどの在庫検索の精度は高い方と言えるが、まだ完全ではない)や、商品に関するノウハウ、業務全般はマニュアル化やICTの活用でかなり進んでいても、まだまだ人ができることはたくさんありますし、人のほうが得意なこともたくさんあります。

 業務を細分化し、機械が得意とすることとと人間が得意なことに分け、機械と人間の協力・共存関係が大切ではないかと感じる次第です。

 

 

 

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