診療ガイドラインを患者が読むのを好ましく思わない医療者もいる。
それは「知識を得る」のが嫌なのではないかと考える。その知識をもって患者が行った行動によって、医療者に与える心証が左右されるのではないか、(もちろん、患者の好き嫌いによって治療の内容を変えるのは良くない。しかし、人間である以上負のバイアスが出てしまうのは自然なことである。)
知識よりも信頼。
知識はないけれども、医療者を信頼し、自分のため、医療者のために治療にマイナスになることをしない、プラスになることをする。その結果、その結果、必要な知識を得る。治療そのものやガイドラインの根底にある目的を身に着けてから知識を得ようとしている。
知識を得るけれども、自分で学んでも表面的な理解に終わってしまい、医療者の治療にマイナスになるようなことになってしまう。医療者患者がお互いに負のバイアスを出し合って信頼もなにもない場合。
(例:ガイドラインなどを読むも、自分の状態にはあっていないことをやろうとしたり、医療者が他の急を要することがあってもお構いなしに質問する、診察時に自分で学んだ知識で医療者に食って掛かる口調になる)
知識を得ることが悪いのではない。
医療者向けに書かれた情報を、医療従事者以外が読むと、解釈が難しく間違った理解になってしまうことが多い。(医療従事者と比較して)それならば、患者は勉強せずただ医療者に従えばいいのか。ただされるがままにすればいいのか。自分の身に起こっていることを知らないのは不安だ。それならばされるがままという不安を緩和すればいい。
担当している医師に
・自分が行っている治療の目的と目標
・どんな治療を行うのか
を確認してはどうだろうか。
そうすれば、自分の状態や治療にあった知識を学ぶことに集中できる。(ガイドラインなどに書かれていることは、万人に合わせた内容なので、内容が大きく広がりやすい)
そうすれば、自分がされるがままとなることはなりにくい。
患者向けガイドラインがあるものや、公的な機関が発表しているものがあれば、それを読んで、医療者と患者が同じ言葉を同じ意味で共有するのは診察がスムーズになると思われる。同じ言葉で話すので、信頼も深まりやすい。
患者さんが知識をつけると困る、というのは、表面的な理解をするなど、確立されている治療への理解がなされず、治療にマイナスになることをしてしてしまう場合があるからでは。
— みやQ(徒歩ゲーマー) (@miyaq55) 2018年8月16日
治療の細かい意味はわからないけれど、目の前のスタッフは自分をいい状態にしようとしている、だから協力しようという姿勢を患者が身につければ、知識がなくてもガイドラインの意味は理解しているともとれる。これは医療者への服従ではない。信頼である。
— みやQ(徒歩ゲーマー) (@miyaq55) 2018年8月16日
ただ、信頼が少しずれて「気持ちよく治療できるようにしよう」が「医療者が頑張ってくれるのだから気を悪くさせてはいけない」に変わると危うい。微妙な違いですが大きな違いになる。
— みやQ(徒歩ゲーマー) (@miyaq55) 2018年8月16日
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