今回は、薬局新聞2020/8/26発行号の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
COVID-19は私たちの生活を変えました。「新しい生活様式」で職場の飲み会や懇親会を行うのが難しくなりました。これによって、職場の人間関係のあり方も変わってくるのではないかと私は考えています。
薬局長やマネジメント層の仕事は職場の管理です。その中で、スタッフに聞き取りを行うことがしばしばあります。ちょっと気にかかるスタッフがいれば、こっそり呼び出して話を聞くことがよくあります。
今までは、飲みの場に誘って話を聞いていたのですが、感染を防ぐためにそれもできなくなりました。さて困った。
ここで、女性、特に既婚・子育て中の女性管理職には有利に働きます。今までも業務時間中にこっそり社員を呼んで話を聞いていた方は多かったのではないでしょうか。特に、薬局というところは女性が多く、業務時間外に呼び出されるのにはスタッフも抵抗があります。
こういった業務を業務時間内に、時にはほかのスタッフに悟られることなく行うには、日頃の観察が物を言います。まさにマネジメントの本質です。また、上司が的確に観察できるようにするためには、観察する余裕を与えるために作業的なことは自分で行うのが部下、特にベテランの部下の役割ではないでしょうか。
飲み会ができなくなって残念に思う方もいらっしゃるでしょうが、時間内に管理業務を行う転換点と捉え、働き方改革をしてはどうでしょうか。管理職が余裕を持って仕事をすることで、後進になろうと思う人が増えます。
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