「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

薬剤師フィールドリサーチ(62)「SARS-CoV2ワクチン接種で薬剤師が貢献できること」

今回は薬局新聞2021/2/24発行号の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 ついにSARS-CoV2ワクチンの接種が始まりました。一度に多くの人が接種するワクチンです。会場での準備に普段は予防接種の現場に参加しない薬剤師も参加することになりそうです。

 伝え聞くところによると、薬剤師が行うのはワクチンの希釈とロット管理とのことです。しかし、薬剤師が貢献できる場面はそれだけではないのではないか、ということに気づきました。

 ネットにアップされていた問診票をみました。そこには「接種時に抗凝固薬を服用している場合は止血に時間がかかる」というもの。血栓ができないようにするためなどに処方されている薬には「抗凝固薬」と「抗血小板薬」があります。患者さんはおろか、専門ではない医師も区別が付きづらいこの2つの種類の薬。お薬手帳や薬情、実際服用している薬を見て鑑別するという薬剤師業務の肝とも呼べる業務が役立ちそうです。もしくは、薬剤師や薬局の事務が問診をするのもいいですね。

 さらに、薬局カウンターでの会話やワクチンに対する薬局情報紙の配布や掲示、学校約医師活動の場での解説もできそうです。

 思いの外、薬剤師ができそうな活動が多岐にわたり、日常業務を少し応用するだけで実践できそうなものもありますね。まずはご自身にできることを。

 

 

 

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