「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

薬剤師フィールドリサーチ(66)「新人薬剤師と実務実習生の業務範囲」

 今回は薬局新聞2021/4/14日発行号「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を紹介します。

 この春新人薬剤師が配属になった薬局の方、早く新人に活躍してほしいという気持ちになっていると思います。しかし、薬剤師名簿に登録されるまでは「薬剤師ではない(薬剤師予定者)」です。登録済証明書のはがきが届くまでは、新人の行う仕事は0402通知の業務の範囲内に留めましょう。(調剤補助員を採用しなくても手順書を作成すると新人教育がスムーズになります)

 となると、実務実習生の業務との整合性です。第二期、第三期は新人薬剤師の薬剤師名簿登録後(二期はギリギリかもしれません)なので、新人と実習生が同時にいてもややこしくならないのですが、第一期の実務実習生を受け入れているところに新人が入ると、教える側は、新人と実習生でできる業務の範囲に差があって頭の切り替えが難しいのではないでしょうか。

実習生:指導薬剤師が直接見ていれば水剤や散剤の調剤が可能、服薬指導も指導薬剤師が直接ついて、フォローがあれば可能

新人薬剤師:水剤、散剤の調剤は不可 服薬指導ももってのほか

 最近は、国家試験の合格発表が3月下旬で、4月までに手続きを行う平日が数日あるので5月には薬剤師名簿登録が完了します。過去には試験が4月で合格発表はGW前のため手続きになかなか行けず登録が6月半ばということを考えると、ずいぶん早くなったなという印象です。

 

 

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