「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

「治療薬があったらワクチンはいらない」という言説について

 COVID-19の内服治療薬が出る可能性、という話題がありました。

すると、一般の人の中には「治療薬が出るからワクチンはいらないね」という言説が出てきました。これに関しては明確にNOといえます。

 

1.防御策は多重に存在したほうがより多くの人が守られる。

 ワクチンを使えなくても、治療薬なら使える人がいる場合もあれば、その逆に治療薬にアレルギーがあるのでワクチンで守るしかない人もいます。また、人の指示を一切守れない特性を持つ人もいます。そういう人がルールを守れなくても感染拡大を気にしないで良い社会をまずは目指し、次にゆるいルールでも感染が広がらない社会にすることがより確実に思います。

2.この疾患は非常に厄介

 ほどほどに症状が出て

 (通常の風邪よりは死ぬし)

 程々に死ぬ

 (死なせないために要する医療従事者の努力は半端ない)

 そして、アホほど感染する

 (感染拡大をさせないために社会を止める必要まである。一般的なインフルエンザでは外出すんな飲み会すんなとまでは行かなかった)

 

 とはいえ、COVID-19を自分の問題の外にしたいという気持ちはよくわかります。それゆえ、かかった人だけが飲む治療薬に期待をし、経済活動の緩和を願うのでしょう。

 対し、医療従事者は緩和するのに慎重です。外国の中にはまた缶拡大しているところがあります。また、今回の第5波のおさまりかた、科学で説明しきれません。何かの表紙で感染拡大した場合、心身ともに持たない可能性があります。普段から病気の人が濃縮されて存在してる環境で過ごしている医療従事者、重症化したりなくなったりする人を見る機会も2020年以前ニョリは増えています。それを考えると医療従事者が緩和に消極的なのも理解できます。

 

 簡単に言えば、みんなコロナに疲れてしまった。

 

 

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