「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

薬剤師フィールドリサーチ(97)「ビジネスネームの積極的な活用を」

今回は薬局新聞2022/8/10発行号の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 店員が顧客に付きまとわれ、店が襲撃される事件が起こりました。あくまで仕事上の礼儀として親しみのある態度で接しているのですが、それを個人的な好意と認識してしまったようです。

 医療従事者は、病気で気分が落ち込んでいる患者さんに対し共感的な態度で接するよう指導されます。驚嘆的態度はあくまで技術です。医療に携わる、それぞれの専門の立場で患者さんを良い状態に導くために患者さんに接しています。

 保険調剤では、かかりつけ薬剤師という制度のもとに薬剤師個人が患者さんとより密に連携して薬物治療を行うことがあります。この制度に抵抗がある薬剤師がいるのも、患者さんからのつきまといが起こり得るからではないでしょうか。

 ここで、一つ提案をします。仕事の時は、業務用の名前を使うのはどうでしょうか。もちろん、資格者の場合はその名前を監督官庁に登録し、偽物ではないという証明ができるようにすることができるようにします。

 完全ではありませんが、それだけで少しはストーカー事件が減るのではないかと期待しています。

 なんと、ほんとうに名札や店舗の掲示にビジネスネームの仕様ができるようになりました。店舗で把握できれば良いとのことです。これで、薬局事務の方は本名を使わずにお客さんと接することができるようになります。しかし問題は薬剤師です。薬袋やお薬手帳は本名の使用のままです。後もう少し。

 

 

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