「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

お薬手帳で確認するポイント、医師と薬剤師の違い

 

 

 

 

お薬手帳を見て確認するポイントが医師と薬剤師で違います。

医師は薬の名前と用法用量

薬剤師はこれに加えて粉砕や一包化の有無なども調剤情報を確認します。

一包化の印字の開始日とかもお薬手帳に書くと良いですね。

という意味で、お薬手帳の役割はさらに大きくなると思います。

残薬をどのように調整したとかの記載も必要ですし。

電子処方箋が一般化されるとこれらの情報も共有されます。

となると、お薬手帳は不要になるかといえばそうではありません。

 

患者が情報提供に同意したかどうかが重要になります。もちろん、医療機関側でその情報を濫用することがはないのですが、使用の許可は必須です。本人が意識がわからないときや災害時は許可等なしに参照可能です。停電している場合は紙の手帳が大事ですし、介護関係者に情報共有することもあるので、紙の手帳は情報共有に役立ちます。

 

 

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薬剤師フィールドリサーチ(138)「ようやく!容器代の実費徴収」

 今回は2024/4/24発行の薬局新聞掲載「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 今年の診療報酬改定でようやく画期的なことが実施されます。

薬の容器代の実費徴収許可です。

 小児科や耳鼻科など、水剤をよく扱う医療機関では水剤の容器代を貸与という形で徴収しているところと、容器代は貸与だから徴収できないとしているところに分かれていました。使用した水剤の容器を容器代がもったいないからと再利用してほしいと申し出てくる保護者が時々いて、衛生的ではないと押し問答する場面がこれまでに多々ありました。

 レジ袋が有料になり、容器にはお金がかかるという世間の認識が高まったこの時期、容器代を徴収されてもおかしくないなと思ってくれる方ばかりであってほしいです。レジ袋有料化でも特に問題は起こりませんでした。多くの薬局が徴収している金額はほぼ実費です。利益など殆ど出ません。薬局の待合室に容器の納入価格を掲示したいぐらいです。

 しかし、現在では乳幼児の医療費は無料のところが大半となっていて、今さらお金をいただくのも躊躇する薬剤師が出現するのも想像に難くありません。容器代がかかるのを嫌って、散剤を希望される患者さんも出現するのではないかと想像しています。(薬を飲ませてくれる保育園がたまにあるのですが、1回分ずつ持ち運びやすい散剤のほうが好評です)

 今後は、原材料費の高騰から、分包紙の費用も徴収できるようになっていくのでしょうか。そうなると、散剤や一包化を断る患者さんが出現しそうで新たな問題が発生しますね。

 

 

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健康食品もお薬手帳に記載しよう

 機能性表示食品による健康被害問題に関連して、消費者ができることを提案します。

1.健康食品を購入する際に専門家(薬剤師、登録販売者、管理栄養士など)のアドバイスを受ける

2.服用しているサプリメントや健康食品も商品名とともに包装や添付文書の成分を記載したところをお薬手帳に貼る

3.お薬手帳を薬を購入したり医療機関で診察を受けるときに提示し、健康食品を撮っている旨伝える

 この3つを行うことで、大部分の健康被害を防ぐことができます。

 

 

 

 

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薬剤師フィールドリサーチ(137)「健康食品に関する不安に我々ができること」

 今回は薬局新聞2024/4/10発行号の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します、

 

健康食品による健康被害に関する報道がなされています。薬局や病院の現場でも地域の皆さんから問い合わせがあると思います。ここで、薬剤師や登録販売者は専門家としてどのようにたち振る舞えば国民の安全と安心を守る最適解を見つけることができるのでしょうか。

健康食品を否定し、正しい医療に導く方向に向かえば万事うまくいくのでしょうか?確かに根拠のある健康につながるのかもしれませんが、地域の皆さんが自律的に動く意思を奪ってはいないでしょうか?「自分で正確な健康を得る」というのがセルフメディケーションの本質です。この「自分で得られる」という気持ちの満足感は健康的で衛生的な生活を送るうえで大きな要素を占めると考えています。

 我々薬剤師や登録販売者、その他のスタッフは、地域の皆さんが医療と良好な関係を作るための下支えをしています。相談事に対しては不安を与えずに正確な情報を提供し、安全安心な選択に軟着陸できるよう、日々研鑽し知識をつけ、人間味のある対応ができるよう気持ちに余裕を持って暮らすのがベターではないでしょうか。

単純に受診させれば安心、という答えにとどまらず、少しでも健康的な暮らしを送りたい地域住民の願いを少しでも叶える支援をしていきましょう。

 

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アライ、痩せる効果はいかほど

日本初の市販の内臓脂肪減少薬「アライ」(成分名オルリスタット)で人はどれだけ痩せるのか?

 

brand.taisho.co.jp

によると、摂取した油脂の1/4を吸収を阻害するとのこと。

日本人の理想とする脂質摂取量50gとして計算すると、

50×0.25=12.5g

12.5g×9kcal=112kcal

1日に米60gとらない、1食のごはんの量をひと口ふた口減らすぐらいで同等の効果が得られます。意図せず脂のような便が出る恐怖とどちらがいいでしょう?
・トイレが汚れる(油が出るので掃除しづらい)

・便漏れパッドやおむつが必要になる
・匂いを気にするようになる

結構きついように思うのですが・・・パッドの費用も安くはありませんし、もしかしたらアライを販売している店にはセットで置いているかもしれませんが。

 

 

 

 

 

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薬剤師フィールドリサーチ(136)「意識の変化はゆっくりと」

今回は2024/3/27発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 

 先日、とあるテレビ番組で薬剤師の仕事に対する知識の無さから繰る発言で、SNSが沸いたことがありました。結局、謝罪があったのですが、一般の方の反応が過去のそれとは大きく変わっていることに気づきました。薬剤師に対する擁護の声が大きかったのです、
10年20年前は、「病院で聞かれたのに同じことを聞かれるのは面倒」という声のほうが多かったように思います。これも、全国の薬剤師が地道に現場で活動してきた成果でしょう、一般の人の意識が変わるのには、だいぶ時間がかかるものです。
そういえば、処方箋と一緒にお薬手帳を出す人も増えました。「薬には一緒に飲むと具合の悪いものがある」という啓蒙がかなり浸透したからと思われます。これも、全国の薬剤師の働きかけの成果です。
人々の意識の変化は非常にゆっくりですが、確実に変化を起こしていきます。今度はレフィルや電子処方箋、セルフメディケーションでしょうか。お薬手帳や医薬分業のように、一世代かけてゆっくりと変わっていくのでしょう。制度の変化は急に起こりますが、人々の意識変革は非常にゆっくりです。」それまで、焦らず腐らず地道に日々の業務や啓蒙に励みましょう。

 

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紅麹の入ったサプリメントとの因果関係が否定できない健康被害

紅麹サプリメントに服用した人に起こる健康被害についてですが、

2024/4/1現在ではわからないことばかりです。

原因となっている物質の特定がまだなされていない(なんか想定外の物質が含まれていたことまではわかっているが、それがどのように体に作用したのか、わかっていない。そも現時点で発見された物質以外が原因かもしれない)

そもそも因果関係がまだわかっていない(因果関係迄調べるとなると、相当な時間がかかる。関連があるかもしれないという実験、検討であれば動物実験で行えるのでもう少し早くなるが、数カ月はかかる)

ので、あたかもサプリメントが原因であるかの報道は先走っているように思います。

安全のためにも、現在服用してるサプリメントについて、専門家(薬剤師や登録販売者、メーカーのコールセンターやかかりつけの医師)に相談することをおすすめします。

 報道について、自らの主張をSNSに書くようなことはなさいませんように。

 

 この健康被害が起こった方、亡くなられた方には気の毒に思います。

 

 

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