「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

いつのまにやら薬局新聞社がTwitterとInstagramとLINEを始めていた

こんばんは。

当連載「薬剤師フィールドリサーチ」を掲載している薬局新聞社がネット戦略に本気を出したのかTwitterとInstagramとLINE公式アカウントを作っていました。

 

薬局新聞社 Twitter

twitter.com

 

薬局新聞社 Instagram

https://www.instagram.com/kusurinews/


こちら、もしくはLINEで「薬局新聞」と検索していただければお友達登録できると思います(笑)

www.instagram.com

 

ホームページも充実させるとことですが、ここは思い切って、

「阿部寛のホームページ」のようなシンプルさを目指してはどうでしょう。

 

note.com

必要な情報を迅速に更新し
通信制限がかかってもサクサク見ることができ
シンプルなので何を見ればいいのかわかりやすい

Twitter、Instagramにはついていけない中高年層との棲み分けをするのが

良いのでないでしょうか。

 

このままSNS展開が激しくなったら、自分の連載切られるんちゃうかと心配しております(汗)
そんなことはないことをお祈りして今回の記事を終わります。

 

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薬剤師フィールドリサーチ(49)「2回目も大盛況!アンサングを語る会」

こんばんわ。今回は2020/9/9発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 大盛況で終わった第一弾に続き、8月16日に早くも第二回の開催「アンサングを病院✕薬局薬剤師で語る会 ver.2」の参加レポートです。パネリストや学生コメンテーターは前回と同じです。

 今回は、テレビドラマが放送開始となったこともあり、テレビのシーンについての話題を中心に、前回同様の「ゆるく前向きな議論」が行われました。

今回は病院薬剤師の木村浩一さんによるプレゼンを骨格にして議論が進行しました。木村さんがドラマを愛するがゆえに懇親のプレゼンを作り、企画を主催者に持ち込んだものです。

プレゼンをする熱い口調から、木村さんのアンサング・シンデレラ愛が伝わってきました。

「ドラマの視聴率から換算すると、約1100万人の人がドラマを見ている。薬剤師の働きを一般の方に周知してもらう滅多とない(最後かもしれない)チャンス、乗るしかないこのビッグウェーブに!」と、プレゼンで挙げられた話題に他のパネリストや学生コメンテーターが質問をしていく形式でした。

 日曜日の夜8時から10時と、「半沢直樹」の裏で開催されていたとはいえ、100名程度の参加者が前回同様終始和やかなムードでドラマの乾燥や薬剤師業界を盛り上げていくにはどうすればいいか話し合っていました。

 

 

 

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薬剤師フィールドリサーチ(48)「保険薬局が民放ドラマの提供広告を出すことの是非について」

今回は2020/9/2発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 先日より始まったドラマ「アンサング・シンデレラ」。いわゆる大手薬局チェーンが提供して広告を出していました。そのことに関して、SNS上で意見が出ていました。
 「こんなところで広告を出したら『調剤は儲かっている』と医師会からクレームが来る」「そもそも原資は税金ではないのか」と多くは否定的な意見でした。

これに関して、私は問題ないし提供を出していいと考えています。これには2つ理由があります。

1つは、今回のドラマは、普段薬局を利用しない層に業務内容を伝える効果的な手段と認識しているからです。薬剤師会や行政が出すような啓蒙では、健康な人は意識が届きにくいです。むしろ有名な役者が薬剤師を演じるほうが効果的です。もう1つは現在提供を出している企業の売上の全てが調剤報酬ではないからです。それぞれの企業は市販薬も販売しています、対し、製薬企業の日本での売上の多くは医療用医薬品によるもので、税金や保険料からの売上です。

「ドラマを見て自分たちの仕事についての認知が広まる、と言っている薬剤師は自分たちで何もしていないじゃないか」といった苦言をつぶやいていた方もいましたが、それは対象が別なのではかいでしょうか。まだ病気になっていない多くの人たちに広報をする裾野を広げる活動と医療従事者や行政に対する働きかけは別の手段で同時に行うべきことと思います。

 

 

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医療安全と被害者への補償は別に取り組む

 医療でミスがあり、患者さんに健康被害があったという報道があった場合、医療従事者と患者で反応が異なります。

 

 患者「原因究明よりもまずは患者への補償を。まずは責任者が謝って。(そしてミスをした人の人の実名を出して)」

 医療従事者「どこの過程で間違いが起こったんだろうか」

 

 

 これは、事故などがあった場合でも、その業種の人と顧客側で反応が異なるのと同じ仕組みです。

 患者側の根底にあるもの:

 被害者への補償を優先してほしい、原因究明をしなくてもミスをしないのは当たり前だ。

 医療従事者側の根底にあるもの:

 被害者への補償は当たり前(表に出る時点ですでに行われている)その施設に限らず、どこでも起こり得る。もしかしたら自分の周りでも起こるかもしれない。次のミスを起こさないためにも原因究明(事実の公表)と対策を行ってほしい。

 

 被害者補償については医療従事者は当然のことと認識していますし、それは被害者のプライバシーにも関わるので報道されていないだけで実際は行われていることがほとんどです。

 同時に、客観的な視点をもって原因究明と精神論によらない改善策(精神論によらないのは、他の施設でも実践でき、国民全体に医療安全を行き渡らせるため)を提示する必要があります。なぜなら、今行っている方法に無理があるからです。

 ゆえに、再発防止策は「無理がない」ことが肝心で、ミスを呼ぶような作業工程を作ってはいけないのです。

 

被害者補償と原因究明。どちらも大事で、同時に行わねばなりません。

 

 

 

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薬剤師フィールドリサーチ(47)「新しい生活様式で変わる上司像」

今回は、薬局新聞2020/8/26発行号の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 COVID-19は私たちの生活を変えました。「新しい生活様式」で職場の飲み会や懇親会を行うのが難しくなりました。これによって、職場の人間関係のあり方も変わってくるのではないかと私は考えています。

 

 薬局長やマネジメント層の仕事は職場の管理です。その中で、スタッフに聞き取りを行うことがしばしばあります。ちょっと気にかかるスタッフがいれば、こっそり呼び出して話を聞くことがよくあります。

 今までは、飲みの場に誘って話を聞いていたのですが、感染を防ぐためにそれもできなくなりました。さて困った。

 ここで、女性、特に既婚・子育て中の女性管理職には有利に働きます。今までも業務時間中にこっそり社員を呼んで話を聞いていた方は多かったのではないでしょうか。特に、薬局というところは女性が多く、業務時間外に呼び出されるのにはスタッフも抵抗があります。

 こういった業務を業務時間内に、時にはほかのスタッフに悟られることなく行うには、日頃の観察が物を言います。まさにマネジメントの本質です。また、上司が的確に観察できるようにするためには、観察する余裕を与えるために作業的なことは自分で行うのが部下、特にベテランの部下の役割ではないでしょうか。

 飲み会ができなくなって残念に思う方もいらっしゃるでしょうが、時間内に管理業務を行う転換点と捉え、働き方改革をしてはどうでしょうか。管理職が余裕を持って仕事をすることで、後進になろうと思う人が増えます。

 

 

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優しい嘘をついてほしい

 なんだか恋愛の歌のようなタイトルですが、医療の話です。

 

 根拠のない医療に走ってしまう患者さんの心理の話です。

 

 安全の裏打ちのある安心よりも、強い共感、安心感を求めてしまうのではないかと思います。特に、病気などで不安に押し潰れそうになったときは心に強い印象を与える安心感を求めてしまうのでしょう。

 

 しかし、根拠があるかどうかは患者にはわかりません。これが専門家と非専門家の間の情報の非対称性です。とりわけ、医療はその差が大きいように思います。大抵は正しいことを言っているのですが、時に意図的に間違ったことを言って騙そうとする人や、勉強不足で間違ったことを言っている人がいるのが問題です。

 そこで、患者はその医療者が正しいことを言っているかどうか人柄を診て判断しようとします。自分に共感してくれる、自分の辛さを理解してくれる。そういうことで判断します。(公の情報を調べる方法にたどり着くのも正解ですが、残念ながらそこに辿り着く人は多くはありません)

 ここで医療者ができることは「根拠のある情報を優しい言葉で伝えること」。嘘はつかないことは大前提です。そして、知識をアップデートすることも大前提です。

 根拠のある安全は非常に地味です。その上、人間の身に起こることですので不確実性もあります。ゆえに、根拠のある安全を語る医療者は歯切れが悪いことが多いです。患者そして医療という科学に誠実であろうとするから自信がなさそうな言葉遣いになります。

 対し、根拠のない安心感は言葉が強いです。まずは共感を集めないと支持されないからです。共感を得るための表現方法を必死に勉強します。

 共感を得て、患者と精神的な結びつきを作って、「治療できなかったけれど、気持ちを満たしてくれたからそれで幸せ」と思わせるのです。訴えられないようにするために。

 

 これは医療に限らないことに思えます。

 甘い言葉や民衆に受ける言葉を使って信じ込ませて、自らの野望を果たそうとする人は政治家にも、そういう甘い言葉を言わず、一見自分の言葉を言わないように見える人のほうが実際は誠実だったりします。

 最近は顕著ですが、「専門家、頭のいい人は知識が非対称なのをいいことに騙してくる」ということを吹聴する人がいます。

 実際の良い専門家はそのようなことをしません。自分の専門に誠実でないということが最も許せないことであり、やってはいけないことと教育されているからです。

 政治家もそうです。どこに専門家がいるかわからない世の中、騙しきれることのほうが少ないです。自分を信用してほしい、という理由で自分の給与を下げたり、行政職の待遇を下げるのは信用してはいけないのです。政治家は皆が幸せになることは難しくてもなるべく極端に不幸な人を出さないことがその役割です。誠実な人は、誰かを下げたりはしません。

 

 共感することは大事です。しかし、共感をあまりに前面にするのは疑ってかかったほうがいいでしょう。医療者のコミュニケーション「技術」は、患者を安全な医療に導くための技術です。共感ではなく、共感的態度です。

 

 医療に関するデマは人を殺します。

 気持ちが満たされたまま(本人は気づかない、薄々気づいているけど戻れない、家族が後で気づいて悲嘆に苦しむ、それでも戻れない)死ねる幸せを選ぶか
 満たされた!という強い感情はないけれど、穏やかな確固たる安全の上で生きていくのか。

 

 

 

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薬剤師フィールドリサーチ(46)「”アンサングな現場”についてゆるく前向きに議論(「アンサング語る会Ver1」レポート後編)

こんにちは。今回は薬局新聞2020/8/12発行号「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

7月にWEBで開催された「アンサングを病院×薬局薬剤師で語る会」を企画した、合同会社みどりや薬局(静岡県島田市)の代表社員 清水雅之さんに企画の意図と方向性についてお伺いしました。

 

「もともとは今年の2月にも竹中さんと一緒に「薬局薬剤師と病院薬剤師がざっくばらんに話ながらお互いにお互いを勝たせる方法を考えたら面白いかも」ということで今回のメンバーで実施する予定でしたがコロナで流れてしまいました。

 

そんな中、日薬雑誌にてアンサグシンデレラのアダラートCR半錠問題について書かれていたことをアンサグシンデレラ医療原案担当の富野先生がTwitterで触れられていた事から本企画がはじまりました。

 

これまでは病院薬剤師、薬局薬剤師お互いの仕事ぶりを語る時に地域などの背景条件が異なる中、それぞれが議論を展開しておりましたが今回「アンサグシンデレラ」という条件を共有できる中でお互いの仕事をそれぞれが語ることに面白みがると諸先生方も共感していただき、あっという間に企画実施に至りました。

 

事前に打ち合わせをしたところ、みんな前のめりになるくらい思い入れのある場面がありまだまだ議論が出来そうな様子でした。」

病院薬剤師と薬局薬剤師がお互いの仕事をそれぞれが語る、リスペクトのある方向性が今回の企画の中心にあると感じました。

 

続いて主催の株式会社バンブーの代表取締役・竹中孝行さんに今回の企画のきっかけオンラインイベントという形式の現状についてお聞きしました。

「2月29日に予定していた、薬局薬剤師×病院薬剤師の企画も、清水さんとtwitter上での会話の中から生まれた素敵なイベントでした。50名ほどの参加者も集まり、とても楽しみにしていたイベントだけに、延期の判断はとても悔しかったです。ちょうどクラスターという言葉が世にで始めた頃でした。

延期としたために、必ずリベンジ企画をしたいと思っていましたが、きっかけがなかったため清水さんからの新たなお誘いはとても嬉しかったです。

 

良い意味でコロナによりSNSが活発化していたことや、私自身も様々なオンラインイベントを企画してきたため、オンラインでの開催はとても賛成でした。

富野さん、児島さん、木村さん、清水さんととても豪華なメンバーなので注目度が高いイベントになるなと察しました。

案の定、ほとんどtwitterだけの告知だけでしたが、数時間で参加者は100名に達し、最終的には300名近くの参加者の申し込みがありました。

もし、2月29日のイベント時にオンラインで企画していたとしても、これほどまで人数は集まらなかったなと思ってます。ここ数ヶ月の間に、皆さんがオンラインというイベントに慣れてきた経緯やSNSの使い方が変わったんだろうなと思ってます。

 

とても楽しかったです。」

 COVID-19で一気に進化したオンラインイベント。人と直接対面できない制約を一転、集まりたい人が場所を気にせず集まれる可能性を大きく広げたと言えますね。

清水さん、竹中さん、そして参加された皆さんありがとうございました!

 

 

 

 

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