2023-01-01から1年間の記事一覧
今回は2023/12/6発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 濫用の恐れのある市販用医薬品について、一人あたりの販売数を制限がなされています。さらなる規制として該当成分を含む市販薬の販売中止が囁かれています。しかし、その前…
www3.nhk.or.jp 「マイナンバーとひも付けの保険証情報 台帳と不一致 約139万件」とあります通り、 住民基本台帳の記載(住民票や戸籍の記載:こっちが役所が管理している情報)と 保険証記載の情報(本人や会社による手書き申請書を保険組合が手打ちで入力…
医薬品の増産にはそう簡単にはできません。 例えるならば、「衛生管理とレシピがガチガチに決まった家庭用の調理」です。 どれぐらいレシピが厳重かというと、食材の入手経路まで事前に届け出る必要があります。その基準を満たしていない場合、製造すること…
今回は2023/11/22発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 2023年10月以降、抗SARS-CoV2薬が有料化されました。主に高齢者施設からあったこれらの薬の処方がほぼ止まりました。コロナ患者さん自体も減っている印象があります、お金…
医療費削減にはリフィル処方箋を活用する案が出されていますが、リフィルが適応される場面って思ったよりも少ないと考えていますし、患者が負うリスクや責任が増えるというのは大きく広報スべきと考えています。 例えば 毎日血圧を測って記録し 受診も定期的…
今回は2023/11/8発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 よく言われる「門前薬局は医薬分業の理念に則っていない」などといった門前薬局悪者論ですが、医薬品供給が不安定になっている昨今では、医薬品の安定供給に役立っているよ…
医療業界内ではよく言われる「門前薬局不要論」しかし、医薬品供給の効率化という点ではいい役割を果たしているのではないでしょうか。 通常、医療用医薬品は100錠とか500錠、1000場といった包装単位で入ってきます。その箱から処方箋に書かれている量(処方…
いわゆる「インチキ治療」ですが、意外と訴訟されていない印象があります。 がんにまつわるものの場合、患者が亡くなっていることが珍しくありません。インチキに気づいたところで、治療を受けた人は帰ってきません。 遺族が裁判する気力がないというのもあ…
今回は2023/10/11発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 敷地内薬局建設をめぐり、病院経営幹部と薬局企業経営幹部の癒着による贈収賄事件が報道されました。一般国民からしたら、どう影響するのか分かりづらいこの事件、世間の反…
論文などの一次資料を調べて解説してくださっている医療従事者がいます。こういう方はさぞお金を儲けているのでしょうと思われていますが、意外と支出も多いし身を削っているということを軽く書いてみます。 自分の調べたことをまとめて医療情報として提供す…
今回は2023・9・27発行の薬局新聞掲載の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 第8回医薬品の販売制度に関する検討会でまあいろいろあったようです。医療用医薬品はすべて医師の指示のもとに置きたい医師側の発言に「まずは現場で患者から出ている…
タグの名前紹介しないんですけど、処方薬をSNSを利用して販売している人らがおります。 もちろん犯罪ですし、薬の種類によっては罪名が加算されてさらに闇落ちしてしまうリスクがあります。 すべての医薬品 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確…
今回は2023/9/13発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 世間では「COVID-19第9波、患者数増加」の報道がようやくなされるようになってきました。私の勤務する薬局でも患者数は増えている印象ですが、配達することがほとんどないた…
ちょっと前だったか、処方箋に使用部位を書く必要があるのか?という趣旨の発言をSNSでされていた医師の方がいました。 そもそも処方箋記載の指示は誰に向けてのものなのか、そのことに立ち返って考えてみましょう。 処方箋に対する定義 医師法 [ 処方せんの…
零売を利用する理由「医療機関が開いていないから」 一般的なサラリーマンが医療機関をかかれるのは土曜日しかありません。実際に体調が悪いならともかく、継続してかかっている疾患の治療に毎度有給休暇を使うのは現実的ではありません。通院だけですべての…
今回は薬局新聞2023/8/23発行号の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 第7回医薬品の販売制度に関する検討会で医療用医薬品のうち処方箋医薬品以外のものを最小限販売するいわゆる零売について議論されました。この内容が「きちんと安全に供給…
今回は2023/8/9発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 職場近所の薬局が閉店することになりました。門前の医療機関がしまるわけでもないのに。他にも近くに薬局は複数あり患者さんは行きたい薬局に行けば済むのですが、近隣で働く…
ヨガ、鍼灸、サプリメント・・・これらのことをしたくなったら、まずは参考にするサイトがあります。 厚生労働省が統合医療に関するサイトを開設しています。 www.ejim.ncgg.go.jp 情報の見極め方や、統合医療とは何か、についてわかりやすく(ときには動画…
今回は2023/7/26 発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 昨今、サラリーマン界隈では副業の話題が出てくる機会も増えました。 そして、自分が経営者ではない、雇われる側の薬剤師・登録販売者が増えました。もはや多数派ですね。…
薬剤師による医療用医薬品の販売や軽医療に対する処方権を得ることが、医師の負担を軽減し、国民も医療へのアクセスが容易になります。 市販薬というジャンルの存在を認めない場合→闇で医薬品(もしくは医薬品に見せかけた中身がよくわからないもの)を入手…
今回は2023/7/26発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 今回の「薬剤師フィールドリサーチ」夏季特集号企画では、将来的に薬局は淘汰の時代を迎えるとも指摘される厳しい経営環境のなか、逆に『門前に医療機関は存在しないけれど…
今回は2023/7/12発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 最近、待ち時間の情報提供の手法としてデジタルサイネージを利用する薬局らドラッグストアが出現しています。多くの情報を掲載できるので、待ち時間に飽きることなく情報提…
今回は2023/6/28発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 COVID-19が感染症法上の5類感染症になって1ヶ月が経ちますが、去年もコロナ患者さんの薬を配達したり発熱患者さんの対応をしたりしていた立場としては、発熱患者さんの対応…
形式的疑義照会の省略、薬剤師による薬剤選択の幅を広げることを希望します。 現行制度では処方箋の薬の記載方法によって事細かく変更ルールが定められています。 安くなる方向にしか変更できないのが基本です。 昨今の医薬品の供給不安も含め、患者の同意の…
薬剤師が医師の治療方針と患者の生活に合わせた処方設計を行うこと業務として確立することを希望します。 現在も「薬剤師外来」を持っているところは、医師の診察前に薬剤師による問診で副作用のモニタリングや薬の使用状況を考え、検査値や病態をもって処方…
今回は2023/6/14発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 各地の薬局や病院では、調剤補助の方を採用しているところもあると思います。薬剤師の業務負担軽減で対人業務に当てる時間を長く濃くするというのが目的のようですが、実際…
疑義照会、特に形式的疑義照会についての議論がツイッター上でありました。 疑義照会とは 薬剤師法第24条を根拠とします。 [ 処方せん中の疑義 ]第24条 薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問…
今回は2023/5/24発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 5/8にCOVID-19が感染症状の扱いが5塁となり、抗ウイルス薬以外は治療にお金がかかるようになりました。 今までは、風邪症状の患者さんが店の前の呼び鈴を押してやってくる姿…
やってきました「薬剤師の権限を大きく増やす動き」 こういうのって、結構な割合で某職能団体が某開業医団体に恐れをなして自分の権限を放棄する流れになってしまう。なぜこうなるのか。 現在の50代以上の世代、薬剤師として入職する際に「医師の機嫌を損ね…
今回は2023/5/10発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。 マイナンバーカードを用いた保険証や電子処方箋では、患者本人の同意があれば服用している薬剤の情報を意思も知ることができます。これにより、薬剤師による併用薬の確認は…