「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

薬剤師フィールドリサーチ(128)「コロナ治療薬有料化で起きたこと」

今回は2023/11/22発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 2023年10月以降、抗SARS-CoV2薬が有料化されました。主に高齢者施設からあったこれらの薬の処方がほぼ止まりました。コロナ患者さん自体も減っている印象があります、お金がかかるようになったら後も処方されないのかと驚いております。

 

 発熱して受診する患者さんの主流は小児になりました。コロナよりもインフルエンザが多いように思います。対し、大人の発熱患者は減っているように思います。小児の場合は親御さんが心配するのと、保育園や幼稚園が診察を要請するのもあると思います。

 

 これは実際にコロナに感染した患者が減ったのか、お金がかかるし会社も以前ほど発熱しても病院に行くよう要請しないのか、熱が出ても受診しないようにしているのか判断し難い状況です。

 

 風邪症状に使う薬が不足している事態は改善の見通しが立っていません。その事に関する報道が最近なされたのも、風邪症状で受診する患者さんが減っている理由かもしれません。診察したところで薬はないし。

 

 

もしよろしければバナーのクリックお願いしますm(_ _)m

にほんブログ村 病気ブログ 薬学へ
にほんブログ村 

 にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村