「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

一包化調剤における手間は非常にかかる

今回は、高齢化や多剤併用で多くなってきた一包化調剤の作業を解説します。 0.残薬の確認、処方内に薬学上おかしな点はないか確認 時間がかかるのがわかっている場合は患者さんにその旨伝え、連絡先を確認の上薬の準備ができた時の対応を確認する。患者さん…

力価計算は単位を意識しよう

今回も新人や実務実習の学生向けの話題力価計算で悩む場合、よくやりがちなのが「語呂合わせのような式を覚えること」 しかし、それよりも基本に立ち返って単位を意識したほうが確実。 それもこれも、まだ「20%」という薬と「200mg/g」という薬が混在し…

インシデントレポートは懲罰するためではない

今回は新しく薬剤師になった人達がそろそろ疲れてくる頃なのでインシデントの話題をします。 調剤の過程で発見されたミスを報告するインシデントレポート。 この目的は ・自分の調剤の癖を掴み、どこでミスをしやすいか気をつけるべき点を探す。 (業務の質…

小児かかりつけ診療料

かかりつけ薬剤師だけでなく、かかりつけ医の制度も進行しています。 今回は、「小児かかりつけ診療料」についての記事です。 ざっと算定の内容を読んでみましたが、 小児の場合は医師も患者もメリットがあまりないのではないか と思いました。 というのが、…

大手調剤薬局チェーンの中の人も苦しんでいる

大手調剤薬局チェーンだからとすべてを敵視する必要もないし、同じ薬剤師としてつながって良い医療にするのもあり。