今回は2024/3/27発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
先日、とあるテレビ番組で薬剤師の仕事に対する知識の無さから繰る発言で、SNSが沸いたことがありました。結局、謝罪があったのですが、一般の方の反応が過去のそれとは大きく変わっていることに気づきました。薬剤師に対する擁護の声が大きかったのです、
10年20年前は、「病院で聞かれたのに同じことを聞かれるのは面倒」という声のほうが多かったように思います。これも、全国の薬剤師が地道に現場で活動してきた成果でしょう、一般の人の意識が変わるのには、だいぶ時間がかかるものです。
そういえば、処方箋と一緒にお薬手帳を出す人も増えました。「薬には一緒に飲むと具合の悪いものがある」という啓蒙がかなり浸透したからと思われます。これも、全国の薬剤師の働きかけの成果です。
人々の意識の変化は非常にゆっくりですが、確実に変化を起こしていきます。今度はレフィルや電子処方箋、セルフメディケーションでしょうか。お薬手帳や医薬分業のように、一世代かけてゆっくりと変わっていくのでしょう。制度の変化は急に起こりますが、人々の意識変革は非常にゆっくりです。」それまで、焦らず腐らず地道に日々の業務や啓蒙に励みましょう。
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