今回は2024/2/14発行の薬局新聞掲載「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
先日、SNSで「服用した市販薬の包装と成分を記載したものを貼っているお薬手帳」を掲載された方がいました。それはいい方法と多くの方の称賛のコメントと他の人も真似てほしいと拡散の書き込みがなされていました。
その方の何が良かったかと言えば、「薬の成分と製品名を両方掲載している」ことです。市販薬の商品名だけだと、昔のもので販売中止になっていたりリニューアルされていたりで成分が特定できない可能性があったからです。成分をお薬手帳だけで確認できるので、本人が意思を伝えられないときでも他の人に服用している(いた)ことが伝わりやすくなります。
スイッチOTCの拡大が話題になっています。市販薬の適正使用、セルフメディケーションの推進のためにも販売店側、メーカー双方にお願いしたいことがあります。
販売する方へ
お薬手帳にも市販薬の情報を記載するよう啓蒙、もしくは販売側での記載
POPやチラシなどで活用方法を提案するのも方法です。
製造する側
製品名と成分名を併記した包装にしてほしい。もしくはお薬手帳に貼れるような紙やシールを添付してほしい
販促品として、市販薬の情報をお薬手帳に貼るようにと啓蒙するPOPを作成してほしい
これを、全国の多くの店が行えば、市販薬への信頼が上がるのではないでしょうか。
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