「マイナンバーとひも付けの保険証情報 台帳と不一致 約139万件」とあります通り、
住民基本台帳の記載(住民票や戸籍の記載:こっちが役所が管理している情報)と
保険証記載の情報(本人や会社による手書き申請書を保険組合が手打ちで入力)が一致していないという報告です。
健康保険に加入するときといえば、入社時が多いです。入社時の提出書類に、住民票記載事項証明書がないところもそこそこにあり、漢字が難しいなど、住民票と違う記載で名前を書いている場合、保険証と戸籍で名前の漢字が違うこともしばしばです。い最近ではマイナンバーカードの提示が必要なところもあるので、このようなエラーは減ると思われます。
照合作業で発生す可能性があるエラー(保険証の側の間違い)
・保険組合や会社の人による入力ミス
・漢字の旧字体新字体の違い
・住居表示変更前の前の地名で記載した
住民基本台帳との突合で、修正される件数が139万件あるということで、保険証の運用に不備が多かったということを示しています。マイナンバーと保険証を紐づけすることで保険証関係の保険請求のミスが大きく減ります。
マイナンバーと紐づけで減るミス
・受診時本人確認が行われるので、本人以外の受診ができなくなる(写真入りの証明書であるため)
・本人による了承が得られれば、他の医療機関への受診情報がわかり、重複する治療が行われない(レセプトによる反映なので、1ヶ月程度タイムラグあり)
・加入している保険の情報の反映が早く、保険の更新前後に受診した際に保険が確認できず自費になる期間が短くなる
これらのミスの解消で何が起こるか
保険証関連でのレセプト請求ミスが減る
ミスの処理にかかる時間が減る→その分他の仕事ができたり残業しないで済む
(保険事務所、医療機関双方)
ミスの処理にかかる費用が減る(通信費や紙代)(保険事務所、医療機関双方)
これで年間6000億円ほど削減できるそうですから、かなりのものです。
社会保障費の効率化のためにもマイナンバーカードを保険証にするのを勧めていくのがいいのではないかと考えております。
在宅医療の場で保険証を確認する手段の確立
子供だけで受信した場合の本人確認
このあたりの対応が大事です。
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