今回は2023/6/14発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
各地の薬局や病院では、調剤補助の方を採用しているところもあると思います。薬剤師の業務負担軽減で対人業務に当てる時間を長く濃くするというのが目的のようですが、実際に負担が減っているのかどうかはいささか疑問です。
レセプト業務を事務の方に振って久しく、事務の方なしでは業務が回らないのは紛れもない事実です。薬剤師が特に指示を出すでもなく、動いてくれる業務も多く非常に助かります。こちらの方も調剤補助といえます。
しかし、薬を触る意味での調剤圃場はわけが違います。薬剤師による指示・確認が必要です。この指示出し、正確に行わないと人の命にかかわるのはもちろん、業務量の増加幅が大きいと感じています。調剤補助の方が行った作業に関する確認作業も含めると効率化には程遠いと感じています。
これにより、指示出し業務が増えて薬局内外の対人業務が増えて気を使いっぱなしで疲れてしまう薬剤師が多発するなと思いました。人とのコミュニケーションが苦手、他人に求めるレベルが高い、自分の機嫌を自分で取れない薬剤師が低い評価を受けるのでしょう。個人的にはこういう人が一人で完結する薬剤師業務が見つかればいいなと考えています。
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