いわゆるロキソニンSに「胃にやさしいとされる」成分を混ぜたものがロキソニンSプラスなわけですが・・・
酸化マグネシウム(1錠中333mg)
たしかに、酸化マグネシウム単体では胃酸を抑えるという意味で胃にやさしい。しかし、ロキソプロフェンナトリウムによる胃障害はpHが原因というよりはCOX-1の分泌を抑制して胃の血流や粘膜における粘液分泌を抑えるのが原因なのだから、果たして効果的といえるか?ロキソプロフェンナトリウムを飲むことで胃への血流が減るのは「ここに出てもらっては困る」作用なわけなので、胃粘膜に粘液を出したり血流を良くする薬のほうが効果があるし、ロキソプロフェンナトリウムの効果が落ちるわけではない。
だったら、最初から胃粘膜保護の薬との合剤にできないのだろうか(医療用でも同じことを思う)