今回は2021/1/119発行の薬局新聞掲載「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
今年もいろいろな学会がオンラインで開催されています。自宅からアクセスできるので、普段は距離的・時間的・金銭的事情で参加できない薬剤師が学会に参加しています。
しかし、気になったことがいくつかあります。
★シンポジウム・分科会ごとに単位が取れるようになってほしい
自宅からの参加となると、途中で家庭のいろいろな用事が入り、講義に集中できない状況が生まれます。食事の準備から片づけにかかる時間を考慮すると、小学生以上の年齢になっても、1日通しての参加は難しいプログラム構成です。
(医療薬学会で、日病薬の単位はシンポジウムごとに単位が取れるようになっていますが、2時間の長丁場なので、配信のどこかで視聴を中断せざるを得ない状況が生まれます。)
★パスワードがランダムに発生すると、肝心の講義に集中できない
配信を流しっぱなしにしてその場にいないでも単位を取ろうとする人が出ないようにするためにパスワードを導入したようですが、パスワードの出現に気を取られ、講義の内容が頭に入ってこないという本末転倒なことになりはしないかと心配しています。
講義の感想を簡潔に送信できるようにすれば、内容を理解しているか把握できそうですが、確認する人員が足りなくて実現が難しいのだと推測します。
★講義をする人の幅も広がるのではないか
発表を行う人がわざわざ会場まで足を運ばないで良くなれば、いろいろな人が発表できるのではないかと想像しました。同じ人がいろいろな学会で発表していて、学会や研修会の差別化が図れていないと思うこともあったので、オンライン化はよいきっかけになるのではないでしょうか。
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