コロナ禍では「医療者に『自粛させられた』と感じる感情の正体」
COVID-19の患者数が多い状況では、人々は感染拡大を防ぐために行動を抑制されました。それは、現在も続いています。
「感染、発症や後遺症に苦しく人が少なくなるための自粛要請です。現時点においても、どこまでの規模・期間の後遺症が続くのか明白ではありません。現在進行中のことですから。しかし、発症した場合に起こったこと、早期に発病した人の予後1年ぐらいのデータは集まりつつあります。現在進行中のことですから。
後遺症がどんなことなのかわかりませんが、発症した場合に起こる危険なことはわかっているので、まずは発症しないように自粛するよう医療者は伝えます。かからなければ後遺症も起こりません。
搬送先が見つからないほど患者が多く、発熱外来にはあふれるほどの患者さんが苦しそうにしているのを見ると、いくら医療従事者でも冷静でいるのは難しいです。
そうして、気が立っていたのでしょう。強い言葉となっていきます。
COVID-19病棟で働いていな自分でも、気が立っていたと思います。2022年1月現在、お店に人が集まっても「人が多くてうまく店の中を歩けない」ストレスのほうが大きいです。
医療従事者の中には今も、同居している人以外との会食禁止、通勤以外の外出禁止と強い制限を受けている人がいます。最初に制限を受けて、最後まで制限を外されない。そのストレスは非常に大きいです。一般の人でも、制限が緩和するや、外出していたくらいですから。
その言葉の強さが、抑圧させられた感につながっている可能性は高いです。
そして、経済回復をさせようと外に出ようとする人に医療従事者が強い言葉になるのは、医療逼迫時のトラウマからでしょう。
もしよろしければバナーのクリックお願いしますm(_ _)m