「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

薬剤師フィールドリサーチ(79)「COVID-19とかかりつけ薬剤師」

 今回は2021/11/3発行の薬局新聞掲載「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。

 

 感染力の強いデルタ株の蔓延で、どこから感染するのかわからなくなってきたCOVID-19。学校も始まり、子供からの感染のリスクが高くなってきました。

 医療従事者である我々はすでにワクチンを接種していますが、家族が感染した場合、接種に関係なく濃厚接触者として14日間の自宅待機を求められます。

 もし、薬局のスタッフに感染が起こった場合、店を閉めるわけにはいきません。すでに職場の昼食時間は黙食、一人ずつ食べるようになっていて全スタッフ休みにならないように対策をとっていますが、一人が2周間休むとなったら残ったスタッフの業務負担は大きくなります。

 チェーン店であれば、他の店舗からの応援で対処できます。しかし、ここで問題が出てきました。他の店のヘルプに対応できる人材が「かかりつけ薬剤師」の要件を満たしていて、すでに担当患者さんを持っていることです。もといる店の患者さんのことを思えばヘルプに出すのは難しい、しかし、養成している店舗から見れば新人よりもベテラン、できれば過去に在籍したことのある人にしてほしいという希望があります。制度のために異動も減っているので、会社全体の業務の平準化をするのと同時に、このかかりつけ薬剤師の制度をもう少し改善してほしいと思うのでした。

 

 

 

 

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