「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ

外用剤の後発品導入は非常に難しい

 外用剤の先発品と後発品の違いは非常に大きい。

 

ヒルドイドローション

乳剤性ローション

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ビーソフテンローション

ローション剤

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これ、同じ薬の先発品(ヒルドイド)と後発品(ビーソフテンローション)と聞いて果たしてそう認識できるだろうか。同じ成分(ヘパリン類似物質)が入っているが、乳液とローションで使い心地は大きく異なる。薬効は保湿で肌に塗るものなので、使用感が異なると大きく患者さんのアドヒアランスに影響が出る。

 

フルメトロン(先発:参天製薬)とオドメール(後発:千寿製薬)とフルオメソロン(後発:日本点眼薬研究所)の差

 

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瓶の形で先発品である参天の物を選ぶ人がいらっしゃいます。関節リウマチなどで指の動きに制限がある方の場合、蓋の開けやすさと瓶の持ちやすさが商品選択の基準になります。後発医薬品が出るのは成分に関する特許が切れた時で、それ以外の製剤や容器の形などの特許が残った状態で発売されることになります。故に、全く同じではないけど値段が安くなるけど許せる「差」について薬剤師は説明できないといけないのではないかと思いました。フルオロメトロン製剤は懸濁性製剤なので、薬の分散性の差も薬を選ぶ基準になります。ニッテンと参天でも振り混ぜる前に容器の底に残っている薬の量が大きく違います。また、患者さんからも参天のほうが粉っぽくなくしみないという声があります。

 phの比較

フルメトロン0.1% 6.8-7.8

オドメール0.1% 6.5-7.5

フルオメソロン0.1% 5.5-7.5

 

添加物

3種とも入っている 塩化ナトリウム、ベンザルコニウム塩化物

フルメトロンのみ エデト酸ナトリウム水和物

 

 

 

 

 参天製薬の瓶がお気に入りの場合、一般名処方で「プロノプラフェン点眼液」とある場合は後発品の「プロラノン点眼液」を選ぶことになります。

 

 

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