「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

これは心折れる、しかしこういう人も医療は見捨てないシステムになっている

 

ameblo.jp

  森田先生心折れますわ。

しかし!クロちゃん教育入院をすることに。

ああこれで改心するのか・・・と思ったら退院後即通常の食事をとっている。

(以上、クロちゃんのTwitterやブログより)

これもまたよくある話です。

 

 目先のことしか考えない、楽観的な人がいます。あまり先を読みすぎて前向きになれないとこれまた精神的にダメージを受けて別の病気になる場合があります。先に起こるであろうことをおおよそ予測して、だいたいのところで自制するのが予防の考え方です。勿論、症状や検査結果に異常が出ていないもしくは軽度のうちだととれる方策が多いので予防するに越したことはありません。

 ただ、この手の楽観的な人はちょっとした抑制であっても長時間継続するのが苦手なようです。結果として病気があったして医療がとれる方策が少なくなって、しかも強い抑制が必要なものになってきます。糖尿病の場合は神経が機能を果たさなくなり、指の先など先端部の感覚が麻痺してきます。感染症にも弱くなるので、指先を怪我しても気づかず、最悪の場合指を切断することになります。

 

 しかし、こうした人であっても見捨てずに治療をするシステムになっています。それが日本の保険診療です。

 例えば、使い捨てのコンタクトレンズを決められた期間を超えて使用して目に障害を起こした患者さんでも見捨てません。(最悪見えなくなるので絶対に期間を超えて使用するのは止めましょう。この場合、適正使用していないでコンタクトの救済制度は使えないです)

 多分、生活習慣を改善できずに状態が悪化し、生活習慣の厳しい制限が必要になったり、その頃には腎臓や肝臓の機能が低下していて薬の用量調節が難しくなっても、生活の質をなるべく落とさないように医療従事者は努力するでしょう。

 

 患者さんや家族が、怒りや苦しみ、悲しみを医療従事者にぶつけるのを防ぐため(自分たちの身を守るため)に治療しているんだ、と受け取られるかもしれません。

 たとえ、それが本当だったとしても、やはり、患者さんが回復したり、軽度で済むことを医療社は願っているのです。

 

 

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