「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

長く働き続けること

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算定上のかかりつけ薬剤師の要件の「週の勤務時間」は撤廃すべきだと考えました。

 地域の人達でできることはやるというのを推し進めるのであれば、

「同じ地域で働き続ける」
「いつ働いているのかわかる」

という条件を満たせばいいのではないかと考えます。

 

 地域に根ざして欲しいのであれば、

住民としての医療従事者の人生も尊重されなければいけません。

職場と家の往復だけで人生を終わらせられる人生を押し付けられてはならないのです。

 医療従事者も人間です。人でありながらインフラです。

 医療従事者は朝も夜も働けとなると、十分な支援が得られないかぎり彼らからは子供が生まれないことになってしまいます。そうなると、少子化はますます進んでしまいます。

 医療従事者自身が男女問わず人生の段階において働き方を変えつつ一つの場所(店でも地域でも)で働き続けられたら、継続した薬物治療の質は高くなりますし効率的です。住民も同じ人であれば、話も進みやすいし、安心するでしょう。

 

 人生の段階において働き方を変えるのは男女同じです。

 子供と一緒にいる時間を必要とするので夜と土日は働かない。

 時間的制約が薄いので、地域のために薬局の外にも出る。

 高齢になって体力が落ちたので短時間の労働にする。

(これからは、地域住民すべてが人間であり、割合の大小はあれどインフラでもある生きかたを求められるのでしょう)

 

 地域で暮らす医療従事者が住民として末永く暮らせば、
 その土地で働いて得たお金をその土地の店舗で落としていくでしょうし、

 その土地で災害が起こった場合にすぐに状況を把握し、必要な支援ができるでしょうし、被災者と支援者の立場を両立しやすくなるでしょう。(子供が小さくても、自宅の近くの活動拠点であれば短時間でも支援はできる可能性が広がる)

  

 かかりつけ薬剤師を申請する際に「職務履歴書」を書いてもらうのも方法かと思いました。それなら同じ土地で違う薬局に移った(職場がなくなったり、家を地域内で引っ越したりしても対応できるように)場合もわかりやすいと考えます。チェックする行政の人は大変でしょうが。

 

 

  労働時間の枠を作ったのは

 「カリスマ的な人気でとりこにして、行く先行く先でかかりつけ薬剤師の報酬を算定する」と区別がしたかったんでしょうが。

 

 

 

 

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