「論文を読めるように」という風潮だが、ただ闇雲に「論文が読めたことを自慢する」のではない。何かを知りたくて求めていった先にあったのが
ガイドラインだったのか
医薬品の添付文書だったのか
インタビューフォームだったのか
論文だったのか
ではないだろうか。行き着く先が違うだけだ。それぞれの資料に特徴的なものがある。
その「なぜ」をその資料が解決してくれるのか、現時点で妥当なところに落ち着いているのか。それを吟味するのが人間の役割。「なぜ」を明確にしてその人によりフィットした答えに行き着かせることも非常に大事だ。根拠のある、個別化された医療である。
ガイドラインで大まかに治療の方針を把握し、
それでも、この患者さんにはもっとしっくり来る説明が必要だったり(なぜこのような治療になったのか知りたい方もいるでしょう)、より「なぜこうなっているのか」知りたい場合(バリエーションを深めるため)はガイドライン記載の論文を読んで理由や根拠を調べるのがよいでしょう。
根本にあるのは、患者さんのために「なぜそうなるのか」を調べること。
「そんなんどうでもええから言うこと聞けや」では進まない人もいます。また、受け入れている暇がないぐらい治療が切迫している人もいます。
できる限り治療の内容を受け入れて治療に取り組んでもらうためにも、根拠のあるものを読むことが大事だと考えます。
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