今回は薬局新聞2021/8/24発行号掲載の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
こんにちは。今回は完全に個人的な話です。今週、患者さんに服薬指導の内容で珍しく評価されました。その内容は、電子お薬手帳の不具合の改善策をお伝えしたところ、「最も説得力がある」と言われました。薬の説明に関して喜ばれることは多くないのですが、こういうことで褒められるのは患者さんの生活を支援できたとして喜ぶべきかそれとも本来の薬剤師の業務をしっかりやれと考えるか複雑な心境です。
確かに、薬物治療を通して患者さんの生活の質の向上を目指すのが薬剤師の仕事です。しかし、薬物治療は手段であって、最終的な目標は完治であったり、治療しながらもよりよい生活を送れるようにすることです。最終的な目標にたどり着くために、人としてできる方策は誰がやっても構わないのではないでしょうか。
それぞれの「人」が得意とする分野で支援する。業務としての専門ではなく、人として得意なことを用いて。患者さんを病気から先に見るのではなく、人として支えるために。
自分の得意を磨くこと、専門を磨くこと。両方大事です。
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