センセーショナルなタイトルですが、内容は薄いです。
「命の選別」についてですが、現状の救急では行われていないといっていいと思います。その時点で受け入れられる医療機関があれば受け入れる、なければどこかを探すといった感じです。
「医療処置を行って、命が助かる可能性があるかどうか、助かったとしてもどこまで回復するか」という基準のみです。あくまで「医学的に助かるかどうか」です。しかも、生きる選択肢を取るのは問題ありません。なぜなら、死んだら戻ってこないけど、生きている限りは可能性があるからです。
助かっても、介護が必要だから助けないというのは医療側からはできませんが、
寝たきりであっても可能性が0にならない限りどこまでに生きながらえさせるのは患者や家族の希望があれば（なくても）行います。（たとえそれが家族がその患者の年金で暮らすためであっても、医学的には命を延ばす方法があるので）
どんな医療行為を行っても命を延ばすことができない、できたとしても本人の身体的な苦痛のほうが大きい場合は。家族と話し合いをします。
家族もその場面に直面して、初めて延命について話し合うことになる場合があります。（患者が若い場合は特に）その場合でも、後悔のないように支援することが医療側にできればいいのですが、時間的にも人員的にも余裕がないのが現状です。
医療側としては、医学的にどうか、という枠から出ないように慎重になっていますし、慎重であるべきと考えています。
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