オプジーボ(注射剤)という薬が薬価制度を揺るがしている。
オプジーボ点滴静注20mg | 小野薬品工業 | 150200円/瓶 |
オプジーボ点滴静注100mg | 小野薬品工業 | 729849円/瓶 |
体重40kgの人の場合 1回120mg(100mg1本+20mg1本)を2週間に1回
1回150200+729849=880,049円
1年で 880049×26=22,881,274円
年間2000万円の薬価・・・
たとえ薬価差益が1%だったとしても差益だけで年間20万円・・・。
患者が支払うお金は最も収入が高い人でも14.1万円
参考
高額な医療費を支払ったとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
この薬を対象となる患者さんの半分(5万人)が使うと1兆円超えます。
調剤医療費(平成26年度) 7兆1987億円
調剤技術料(平成26年度) 1兆7682億円
(厚生労働省 調剤医療費(電算処理分)の動向の概要平成26年度版)
なので、いくらジェネリックにしたり手帳を持ってくるよう伝えたり残薬を数えて薬代減らしてもすべての努力が吹っ飛ぶんだぜ!
しかし、患者さんの僅かな希望に賭けたい気持ちもわかる。新薬の売上を上げて新しい薬を作る原資にしたい気持ちもわかる。新しい薬を開発して助けられない人を減らしたい気持ちもわかる。でも、5万人のために残り1億人以上人の医療費が切迫するのはどうか?
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