今回は薬局新聞2020年7月1日発行号の「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
レジ袋有料化でマイバッグを持参する方も増えてきました。しかしここに来て、新たな大きな問題が発生しています。
そう、SARS-CoV-2です。今は店舗のカウンターではさまざまな感染防止策がなされています。そこに、お客様がマイバッグを持ち込んできます。
店で用意したレジ袋:ほとんど人の手に触れない状態でお客様の手に渡るうえ使い捨て マイバッグ:使い捨てではない上にレジに出されるまでにどのような保管をされていたのかわかりません。
他の店で使われたかもしれませんし、使用し始めてから一度も洗っていないものかもしれません。(SARS-CoV-2はプラスチックの上では72時間、布は3時間生存するとされています。)
衛生面を考慮すると、今は環境問題に関しては「ちょっとタンマ」してほしい気持ちになります。日本で排出されるレジ袋による原油使用量は少なく、そのうえレジ袋によって萌えるゴミが燃えやすくなり焼却炉に燃料を入れなくても燃える分資源に優しいという報告まであります。
啓発をするにしても、「感染防止のために、レジ袋の購入をおすすめします」と書くのは今でも勇気がいりますし、「マイバッグは洗いましょう」という表現にするとやんわり伝わるかもしれないと悶々としています。
環境問題と衛生問題。どっちをとるべきか?非常に悩ましい問題は続きます。
補足
※レジ袋はエコロジー
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