先日、こちらの「譲カード」の記事が出ました。それに対し、「このカードは『年寄りは早く死ね』という風潮が強まる」「そんなに命を合理的に切り捨てることはできない」という意見、時には感情的になるものも続出していました。
実際、こちらのカードは年令に関係なく、「自分がCOVID-19に感染して重症化した際には若い人(より救命できそうな人)に治療を譲るで」という意思を示すものです。
集中治療室のベッドが足りない状態である、となったとき現場が判断しやすくなるの
ではないかといった発想のようです。現場の医療機関の人も悩みます。その時に客観的に見ても救命しにくい患者さんがカードを用いて意思を表明し、家族も納得しているとしたら、現場の負担も軽くなるのではないでしょうか。
こういった割り切りが非常にできているのが北欧です。
口から食事が摂れない場合は治療を積極的に行わないというものです。高齢になったら死ぬのは不思議ではないし、無理に延命をするのはむしろ虐待だという考え方が浸透しています。
先のCOVID-19でも、高齢者施設を中心に感染が拡大し、死亡者も多く出ました。
こういう情報もあります。
日本ではこの考え方を理解するのは難しいです。無理に延命を望まない人と、何が何でも延命を望む人両方います。どちからといえば後者が尊重されます。
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