直接薬剤師とは関係ないように見える今回の記事。業界や国民のことを考えると他人事ではありません。
1.税金
1-1 所得税の配偶者控除/配偶者特別控除
主たる生計を担うもの(A)とその配偶者(B)
Aの所得が900万円以下(給与所得のみであれば1120万円以下)の場合
Bのパート収入(非課税交通費を除く)が150万円までは38万円の所得控除が受けられます。(103万円までは配偶者控除。103万円-150万円は配偶者特別控除の38万円、それ以上は201.6万円まで徐々に控除が減る仕組み)
こちらに関しては「主婦労働に対する評価」という認識をされる方もいます。
1-2 住民税
Bのパート年収が100万円を超えるとB個人に住民税がかかります。しかし、こちらは収入の伸びに比べて少ないのであまり気にされないでもいいでしょう。
Bのパート収入が200万円を超えるとAの所得税に関する控除が完全になくなります。ただし、こちらは段階的に減るので劇的に給与が減ることはありません。
2.保険料
定期的に月に118181円(交通費含む)の収入がある場合は、配偶者の会社の保険の扶養から外されます。自分で国民健康保険に入るわけですが、安くありません。正直なところ、リカバリーをしようと思ったら月に15時間ぐらいは多く働く必要が出てきます。
3.主たる生計を担うものの所属する企業の制度
今では導入している企業が少ない(薬局業界で導入してるところは少ないと思われます)のですが、家族手当というものもあります。社員をアホほど働かせる代わりに、家事をしてくれる配偶者にお金を出すというものです。
そして、何よりパート社員に対して最大の搾取は
リプ欄の能力の高さには脱帽。
— み や Q(社会的・心理的距離は十分に)冷房は室温28℃以下に (@miyaq55) 2020年7月11日
これぐらいの能力の方々を労働時間に制約があるという理由で安価で雇える労働者にしてしまうのはいかがなものかと思う。短時間でもこの能力を活かす労働の仕組みを。 https://t.co/TUZwnejDGS
これだけの能力をもった人を、「長時間働けない」という理由だけで最低賃金近くで自働かせるというのが問題なのです!
しかも、家でも多岐にわたる業務を行うハイスペックな人ですよ!
仕事の質ではなく、無理を聞いてくれることに価値を感じる価値観を帰るべきではないかと考えます。
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