今回は2020/12/9発行の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
施設や個人のお宅で在宅療養の患者さんと接していて色々話をします。そこで気づいたことがあります。
訪問する方の年齢が80代後半から90代、時に100歳に近い方もいらっしゃいます。
となると、そのお子さんは60代を超えて会社をリタイアしている年齢の方で、孫世代で40代。新卒で在宅療養に関わると、曾祖父母世代の方を相手にすることになります。ここまで年齢が離れると、接していても自分の家族と比較することなく、ひとりの人として尊重できるのではないでしょうか。近親者に近い年齢の人だと、どうしても身内と比較してしまいがちですね。
高齢化が急に進んだことを実感させる出来事がありました。数年前、配偶者の祖母が亡くなり、葬儀に参列しました。忌引は適用されるのかと職場に確認したところ、「想定されていないので有給休暇を使ってください」という返事でした。一般的な忌引の制度が導入された頃はそこまで人間の寿命が伸びるとは想定されていなかったのでしょう。同じような経験をされた方は読者の中にも少なからずいると思われます。経営者の皆様、高齢化はここまで進んでいます。一度ご検討の程をお願いします。
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