今回は薬局新聞2021/1/27発行号掲載の「薬剤師フィールドリサーチ」掲載の記事です。
個人に起こった話をします。
先日、家族(成人)が体調を崩してフラフラになってしまい受診することになりました。通院の付添だけでなく診察にもついてきてほしいとのことで、釈然としない気持ちになりながら私は診察室に入っていきました。
医師の説明を聞き、家族が検査に向かうため席を離れた時に、その医師は私に尋ねてきました。以下、医師との会話。
医師「なんであなたついてきてるの?」
私「前回も同様の症状になった時に本人が説明を理解できてなかったのと、診察の結果どうなるか怖くて一人で行けなかったようです。私、薬剤師です。」
医師「そりゃ知ってるよ。(以下治療や薬の説明について専門用語バリバリで説明)」
医師は患者のことを責めることなく、今後の治療方針を軽妙なトーンで話していました。
なお、この状況ではどこも生活習慣病ではよほどのことでないと入院できない状況とも確認しました。
患者当人はフラフラの上、専門用語ばかりだったため今回も内容が頭に入らなかったようです。医療者が簡単に噛み砕いているつもりでも、患者さんはもともと知識が少ない上に体調が悪く理解できる状態ではなこともしばしば。そのことを頭に入れて業務に励みたいと思った1件でした。
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