2021/1/27追記あり
COVID-19ワクチンに関して、非常にざっくり言えば
「今までは毒をなくしたウイルスを接種して、人間の体の免疫反応を信じて、ウイルスと戦う抗体を作らせた」のを
「遺伝情報を書いたタンパク質の集まりの部分だけを体の細胞の中に入るように細工した(抗体を作るところからは一緒)」
なんですから。
さらにざっくりわかりやすく説明したのがこちらのツイート
???「mRNAワクチン打つやで~」
— サキノハカ (@sakino_haka) 2021年1月25日
細胞内のリボソーム「お? こんなタンパク質の設計図あったかいな、まあええわ作ったる(トンテンカン)」
細胞「ようわからんけど変な毛(スパイクタンパク質)生えたわ」
免疫系「なんやこの怪しい毛、えいえい(抗体生成)」
免疫系「…何やったんやろなあの毛?」
ff外からの引用で失礼しておりますが、サキノハカ@sakino_haka さんによる種々のワクチンの説明を漫画化してみました。
— なおきち@月夜の獣医師 (@EarthAnimalHeal) 2021年1月26日
詳しい説明は改めて私がするほどのことではありませんので、他の方のツイートなりを検索していただければと思います。
早くコロナワクチン打ちたいですね〜。 https://t.co/oJQh2vbmUp pic.twitter.com/ipPCrb8yj9
政府広報によるmRNAワクチンの解説動画です。
非常にわかりやすいです。(2021.2.14追記)
ウイルス全体を体に入れないので、病原性を持ち悪さをする確率は低いであろうという理屈です。(メッセンジャーRNAがDNAになることは絶対にないので、ウイルスにな変身しないのです。)細胞に入ろうとする足の部分に反応する抗体を作ります。
ウイルス全体を接種したら、免疫反応以外のところも体に取り込むことになるので病気と同じような反応になるかもしれんけど、抗体を作るのにいる蛋白だけ人間の免疫に作らしたらより安全ちゃうの?という発想のようです。ウイルス全体の遺伝子の仕組みは、すでに2020年の早い時期にわかっていました。ゆえに、昨今の変異株の存在を知ることができました。
結局の所、人間の免疫というシステムを利用している、という点では今までのワクチンとは変わりありません。人によって効く度合いが変わるのは、人間の免疫システムの出方がチョイチョイ違う(概ね同じだが、細かいところで違って出てくる人が居る)からです。
予防接種を受けられない人もいます。
ワクチンに使用している成分とその成分でアレルギーを起こす人がアレルギーを起こしやすい物質対し重度のアレルギーを持つ人
予防接種に対して、治療を行っている医師との話し合いが必要な人達もいます。
このシステム(=免疫)が上手く働かない病気の
治療のために免疫がうまく働かないようにしている人(臓器移植の後の人や抗癌剤治療をしている人
ワクチン接種にリスクがある人は一般の人より疾患にかかりやすい上に、疾患によってはかかった場合に命の危険にさらされる確率が高くなります。免疫の機能を抑えているので、他の外敵が体内に入っても抵抗する力が弱く、病気にかかりやすいです。
COVID-19治療は人でも多く取られます(しかも専門性の高い仕事のできるスタッフを多く)。他の入院・外来患者にうつさないように患者を確実に隔離できるようにベッドも空けます。そのため、他の病気や怪我で入院するキャパが減ります。人が足りなくなるので外来の待ち時間が伸びたり、手術が遅れたりします。事故にあっても、救急車を受け入れてくれる場所が減っています。
すでにワクチン接種が広く行われている国では新規の感染者数が減ってきています。その分、他の病気の治療が進みます。多くの人が接種をして、感染しなくなったり感染しても入院しないで良くなったら、他の病気の治療ができるようになります。接種する人が増えれば増えるほど、COVID-19以外の患者の命も救える仕組みです。助けられる患者の数が増えると、医療従事者のモチベーションは維持されます。
コチラの記事が、客観的でなおかつ、心を煽らない記事です。
ワクチンの開発や承認、認可までの過程がオープンであったのも複数かつ利害関係のない専門家が自身を持ってゴーサインを受けるものだったと言えます。
(医学的知識がある人であれば、
「概ね妥当」な検証を経て(複数かつ大規模なバラバラの検証)、
「現時点で有効性が危険性を大きく上回る結果を出し」
「起こっている有害事象に対しても検証、治療も行われ、これもまた有効性>>危険性」を実証した」
ことを認証できるもの)
今後、長期的な有害事象について検証が必要なものの、それについての検証もすでに行われていて、発表されるものと思われます。(少なくとも動物や細胞の段階で安全性が認められて概ね妥当と考えられてないと製薬企業は発売しないです。研究する部門や製造する設備にかけたお金を回収しなければならないのですから)
ただ、外国であれほど皆さん予防接種するのは
・生活制限がとんでもなく厳しいのに(当人たちにとって)、むちゃくちゃ多くの人が感染して生活ができなくなったり死んだりしている。
・知り合いを数人たどれば、家族をなくした人が出てくるレベル
だからというもあります。
日本どうですか?知り合いにCOVID-19にかかって死んだ人いますか?
大都市の医療・介護従事者であれば割とそういう人がいると思うのですが、地方だとほぼいないのではないでしょうか。しかも、犬の散歩をしただけで警官に発砲されるような自体にはなっていない。
となると、日本人がワクチン接種の恩恵を感じにくいのも仕方ないと思います。自分だけは接種せずに、恩恵だけ受けたいと思うのも仕方ありません。つうても、小児(16歳未満)は接種対象から外される(安全性を検証するための試験をこの年齢に対しては行っていないので)ので集団免疫を得ようとすれば特に疾患のない大人がフリーライドする余裕はないと考えたほうが妥当なわけですが・・・・・。(16歳未満だけで人口の13.8%いますので、集団免疫を受けようと思えば残りの世代の8割以上は接種をしないと成立しない計算になります)
ソース
第1部 少子化対策の現状(第1章 1): 子ども・子育て本部 - 内閣府
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