「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

呪いの言葉を送らない

 COVID-19の感染者はまだまだ多いですが、治療法も対策もいろいろ発見され確立されつつあり、医療体制を維持しながら社会活動の制限を緩和し経済活動を活発にしていく段階になってきました。

 その段階で出てくる現象に下記のことがあります。

 今までは社会活動の制限があったので、周りの人もみんな不自由を感じていたのに、緩和されると自分は制限されたままなのに、他の人は緩和されるのが許せない、疎外感を感じる。その感情から他人に呪いの言葉をかける。

 

 COVID-19流行前から別の理由で社会活動が制限されていた人はいます。そういう人の中には、周りも自分と同じく不自由を感じていた社会に安心感を覚えていた人もいます。

 病気や身体機能がもとで社会生活を制限されることから、負の感情を持つのは自然なことです。ただ、それを他人にぶつけて呪縛するのは、時分が周りから見捨てられ、本当に孤独になって、生命を脅かすこともありえます。

 また、社会活動の制限が解除されるのが遅い医療従事者や介護従事者の中にも同様に考える人がいます。これは、「何かあったら訴える!」という患者や利用者やその家族に罵声を浴びせ続けられたため制限解除が遅くなっている部分もあります。実際に高リスク者と接しているので感染確率を下げる(重症化させないための対策では不十分なため)のもあります。

 

 医療従事者の中には、患者さんの負の感情を呼び起こすからという理由でSNSなどに自分の明るい話を掲載しない人もいます。今度は、自分の生活の制限が解除されるのが遅いからといって、「一般の人に向かって過剰な社会生活の制限を強いる」ことがないようにしたいです。

 

 そうならないためには?

科学的根拠のある。感染防止手段などの情報提供をするのが大切なんでしょうねえ。

(化学を理解することが難しい人にもわかるような、穏やかな言葉で)

 

 

 

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