今回は2021/2/3発行号の薬局新聞「薬剤師フィールドリサーチ」の記事を掲載します。
先日、帰宅途中に路上で高齢の女性に声をかけられました。
「買い物に行ったが、自宅の方向がわからなくなってしまった。今歩いている方向でよいか?自分で歩いて帰ります。」
と自分の住所を伝えていました。向かっている方向としては間違いではなかったのですが、既に夜も9時を回っていたことと、「迷っている」ということで最寄りの交番に電話をかけて、パトカーで連れて帰ってもらうことになりました。
薬局のカウンターでも、お金の支払い方や服装や言動になんとなく違和感がある患者さんがちらほらいらっしゃいます。この場合、処方元の医療機関に報告し、情報を共有します。
今後、認知機能が低下した方をキャッチアップする機会が増えていくのでしょう。こんな時は、先の2つのエピソードのように行政や他職種に共有し、その人が困っているという事実を多くの人と分かち合い、専門的な治療につなげるのがいいのでしょう。
ちょっとした違和感を受け止める力、今後地域で生活していくには必要な能力ですね。
余談
なぜ帰宅途上で声をかけやすかったかといえば、「ドラクエウォークをしながらゆっくり帰っていたため」です。(汗)
もしよろしければバナーのクリックお願いしますm(_ _)m