認知症の早期発見には意味がないという言説もあるが、
それぞれの個人にとっては意味があると考えます。
1.認知症の型がわかる。
正常圧水頭症のように、治療法が確立しているものもあるので、その判別を行うことができます。このタイプの認知症の場合は、早期治療が大事になります。
2.病気を受け入れ、必ずやってくる介護や死の準備にかけることができる
認知症になったからと言って、すぐに判断できなくなるわけではありません。
進行のしかたもさまざまです。しかし、必ず死はやってきます。まだ、それなりに認知機能が残っているうちに、本人の意志(意思)を確認しておきたい、揉め事の種になるであろうことを摘んでおきたい。準備できるものは準備しておきたい。
家族が受け入れる時間も必要。
決して治療にプラスになるわけではないのですが、その人の人生にとってはプラスになる、ということを医療者は意識しておく必要があります。
もしよろしければバナーのクリックお願いしますm(_ _)m