「くすりや」の「現場」

薬屋が見た、聞いた、考えた、さまざまなことを書いていくブログ。「ブログに書いてある情報は一般的なものです。ご自身に合ったものにするにも、受診している医療機関のスタッフ、かかりつけの薬局の薬剤師に相談しましょう。」正論でぶっ叩かない医療者に!

医学的正しさだけでは生きていけない

 認知症の早期発見には意味がないという言説もあるが、

それぞれの個人にとっては意味があると考えます。

 

1.認知症の型がわかる。

 正常圧水頭症のように、治療法が確立しているものもあるので、その判別を行うことができます。このタイプの認知症の場合は、早期治療が大事になります。

 

2.病気を受け入れ、必ずやってくる介護や死の準備にかけることができる

 認知症になったからと言って、すぐに判断できなくなるわけではありません。
進行のしかたもさまざまです。しかし、必ず死はやってきます。まだ、それなりに認知機能が残っているうちに、本人の意志(意思)を確認しておきたい、揉め事の種になるであろうことを摘んでおきたい。準備できるものは準備しておきたい。

 家族が受け入れる時間も必要。

 

決して治療にプラスになるわけではないのですが、その人の人生にとってはプラスになる、ということを医療者は意識しておく必要があります。

 

 

 

 

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